SAGANO BLOG

9月19日(金)~21日(月)に、表題のプログラムに校有林調査ラボ、サイエンス部の2年生計8名が参加しました。

このプログラムは、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の一環として実施しています。今年度で4回目の取組です。研究テーマや調査研修の手法について理解を深めること、そして研究結果を各種学術学会で報告することを目標に、3日間をかけて、参加生徒が主体的に森林環境調査をおこないました。

 

調査地は、熊本県北部に位置する玉名郡和水町(なごみまち)の針広混交林です。同町の「ゆるっと!ひふみ亭」を拠点として調査を行います。7月に実施した「ジャパンフィールドリサーチ(JFR) 2026 in 丹後」に引き続き参加する生徒も複数います。多様な自然環境・社会環境を学び、異なる環境の中でも、調査研究を遂行・継続する力を身につけることも、目標のひとつです。

以下では、現地での主な活動内容を紹介します。

 

①調査地の確認

「ゆるっと!ひふみ亭」までは新幹線とバスで移動しました。到着後、前和水町教育長の岡本貞三先生の御案内で調査地の下見を行いました。下見をしながら、自らの研究テーマにあった適切な活動ポイントを考えます。2日目の本調査にむけた準備を精力的に行いました。


②他校の生徒との交流

2日目は、熊本県立第二高等学校、同鹿本高等学校の生徒と先生、さらに東海大学農学部の井上弦教授にもご参加いただき、交流と本格的な調査を進めました。最初の開会式では自己紹介をし、また、校有林調査ラボを中心に進めてきたこれまでの調査についても発表しました。最初は緊張感の面持ちでしたが、お互いに話をするなかで徐々に打ち解けたようです。

(お昼には、ゆるっと!ひふみ亭のボランティアの方々が用意してくださったお弁当を食べながら交流しました。)


③和水町の自然環境に関する講義

岡本先生による「和水町の自然について」と題した講義も受けました。和水町の豊かな自然環境について知るとともに、人口の減少や市町村合併などの社会環境の変化についても学びを深めました。そうした変化のなかで、共有財産である森林の管理や、遊歩道の整備をはじめとする魅力化の取組を、周辺住民や行政と連携しながら継続していく「共助」と「公助」の重要性が講師から指摘されました。


③本調査の実施

各自のテーマに応じて機材を事前に準備しておき、1日目の下見の際に決定した調査地に向かいました。調査地では以下のような活動を行いました。

 

・真竹(マダケ)および孟宗竹(モウソウチク)のサンプリング

・土壌コアの採取(地表から円柱状に土壌を採取するサンプリング手法)

・複数地点での土壌サンプルの採取と土壌断面記載

・竹林の樹幹被覆の撮影

 

自ら設定したテーマについて、自主的に、そしてその他のメンバーも柔軟に協力して活動を進めていく姿は、本当に頼もしく感じました。


おわりに

講師による森林の案内や講義、他校の生徒との交流、ゆるっと!ひふみ亭の方々のおもてなし、そして自身の研究の展開に向けた調査... この3日間で本当にたくさんの学びを得、貴重な経験を積むことができました。

このプログラムの実施にあたり、様々な面でご理解とご協力をいただいた皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

今回のJFR 2026 in熊本で得られた結果やサンプルについて、参加生徒は、引き続き学校にて実験や考察を行い、研究成果としてまとめていきます。その成果は、11月に京都工芸繊維大学で開催される「みやびサイエンスガーデン」、1月の「探究成果発表会」(校内のポスター発表会)で報告する予定です。ぜひご覧ください。


 
 
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