SAGANO BLOG

7月18日(土)~20日(月)に、標記のプログラムに校有林調査ラボ、サイエンス部の生徒14名が参加しました。このプログラムは、スーパーサイエンスハイスクール事業の一環として、京都府立丹後海と星の見える丘公園(以下、うみほし公園)をフィールドに実施しています。今年度で6回目の取組です。

研究テーマや調査研究の手法について理解を深めること、そして研究結果を各種学術学会で報告することを目標に据え、生徒が主体的に森林環境調査を実施します。


【1日目】

うみほし公園に到着後、開講式が開かれました。まず調査を行う上での注意事項を確認し、調査に向けた気持ちを高めました。全員で機材の搬入や1日目の作業内容の確認も行いました。はじめて参加する生徒はやや緊張感のある面持ちでしたが、昨年の経験者が作業分担を主導し、その内容を分かりやすく伝えてくれました。


調査の一環として、測線引き、穴掘り、下見を3つの班に分かれて行いました。

測線引きチームは、調査地域をぐるっと囲むように目盛りの入ったロープや巻き尺を設置していきます。これは、調査対象地域を計量的に把握したり、土壌や樹木、昆虫などの採集場所を定義したりする上で必要な作業です。2年生で経験のある生徒が先導してくれました。

穴掘りは、土壌断面の確認やその記載・分析に向けた基礎的な作業です。木々の間から日差しが照り付ける中でしたが、チームで相互に声を掛け合い、適宜休憩をとりながら作業を進めました。

下見チームはさらに二手に分かれました。そのうちのひとつでは、ティーチングアシスタント(TA)として参加してくれた本校卒業生が今回初めて参加する1年生を案内してくれました。また、校有林調査ラボですでに個人テーマを設定したメンバーも翌日の調査に向けて下準備を進めました。


その他

うみほし公園内の宿泊棟からみえる栗田(くんだ)半島の北端には、典型的な「溺れ谷」の地形があります。夜には天橋立付近で打ち上げられる花火をみて、さらに望遠鏡を使って夏の星座を観察することもできました。その名の通り、「うみ」と「ほし」で1日目の調査の疲れを癒やすことができました。


【2日目・3日目】

熊の目撃情報があったため、森林での調査は断念することとなりました。

秋以降の外部での研究発表にむけてポスターの案を構想したり、採集した昆虫の標本作成に向けた下準備をしたり、プログラムに参加できなかった生徒の研究材料になる「青い松ぼっくり」を採集したり...その場その場で「今何ができるか」を主体的に考え、有効に時間を使いました。


地理や地学、物理に関する学習もできました。これまで校有林調査ラボが行ってきた研究や、丹後地域の人口構造やうみほし公園周辺の地形、苦手意識を持ちやすい分野における物理の勉強方法についてなど、教員・TAによる講義が行われました。参加生徒は熱心に耳を傾けていました。学校とは異なる場所・状況での講義を新鮮に感じたようです。


【最後に】

プログラム前の調査立案・機材準備から現地での活動まで、参加生徒は主体的に、自ら行動してくれました。調査研究にむけたスキルをさらに高めることができたのではないかと思います。

校有林調査ラボ、サイエンス部での活動は今後も続きます。希望生徒は9月19日(土)~9月21日(月)に熊本県玉名郡で行われる「JFR in 熊本」にも参加します。今回のプログラムで得た経験を活かして、さらに研究・探究を深めていくことを期待しています。


 
 
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