建築科1年生が木造耐力壁実験を行いました。
講師に(一社)京都府建築士会 山本 晶三 様と冨家 裕久 様に来校していただき、耐力壁実験の解説や伝統構法・京町家についての講義をしていただきました。
4種類の壁面モデルを使ってどの構法が荷重に強いかなどを実験によって調べました。また、荷重をかけた時の壁面の変形や破壊するときの違いなどにも注目しました。
教科書で木造の壁面構法を学ぶだけでは、どの構法がどのように力の変化によって強いのかが目で見て分かり、実験によってより深く学ぶことができます。
実際の木造住宅などの建物では、この4種類の壁面がそれぞれ単体で使用されているわけでなく、組み合わせられた壁を使用することで、風や地震の水平荷重や積雪などの垂直荷重など様々な荷重に耐えられるように造られています。
1年生にとって、建築構造の授業で木造について学習しているので、教科書とは違い実際に目で見て壁面の耐力を学べる有意義な講義となりました。