学校生活School Life
緊急事態宣言が出され、外出自粛の日々が続く中で最近話題になっていのが、
オンラインでの人とのやり取り。
峰山高校には「いさなご探究」という授業がありますが、この授業は
学校内に収まらず、地域の方々との対話を通して自分と向き合ったり、
今この時代を生きるとはどういうことなのかについて、考えるものです。
「いさなご探究」をより良いものにしてくため、学校の先生と地域の方が
意見交流できる場を設けたい、ということでオンラインツールを使って、
会議を実施しました。
慣れない作業に初めのうちはぎこちない感じはありましたが、
先生の想いをくみ取って、サポートをしてくださるという地域の方々の存在が
とても頼もしくあり、有意義なやり取りがなされました。
これからたくさんの人々と関わりを持ちながら、皆さんと一緒に
峰山高校独自の「いさなご探究」を創っていきたいと思います!
こんにちは! 能勢 ゆきです。
この度「高校生と地域をつなぐコーディネーター」として3月より着任しました。
ご挨拶が遅れてしまって、ごめんなさい。
緊急事態宣言が出されたことで、学校が始まったと思ったら
またすぐ休校になってしまったことで皆さんと直接のやり取りが
まだほとんどできていない状態なので、少し残念ではありますが
またみなさんと会える日を楽しみに待ちたいと思います!
みなさんとは主に「いさなご探究」の授業で関わることになります。
ではここで、簡単に自己紹介をさせていただきますね。
好きなことは読書、映画鑑賞、旅行、音楽、韓国語です。
高校時代はコーラス部に所属しており、映画やミュージカルの曲を歌っていました。
本当は、京丹後やその周りの様々な地域をゆっくり巡りたいのですが、
この情勢で今は難しそうなので最近は再び韓国語に触れることがマイブームで、
よく韓国のバラエティー番組やドラマを鑑賞しています。
以前は、「体験型の書店」と呼ばれる少し変わった書店で働いていました。
本屋でイベントを企画したり、「先生」を招いて講義やワークショップなどを行い、
ある意味「大人の学校」のような、そんな本屋さんでした。
京丹後には「人」に導かれてやってきました。
まだ地域のことをほんの少しだけしか知りませんが、
ここはとても温かく、いつも優しく見守ってくれているような、
全てを受け入れてくれるような、そんな寛大さを持った場所だと思います。
そして、今この町にはより良い未来を創っていくために"ワクワク"を創造しようと健闘している人たちがたくさんいます。
ここにみなさんが加わったとき、さらに大きな化学反応が起こってくるのではないかと
今すでに楽しみな気持ちでいっぱいです!
全く別の場所で生まれて、育った私が今こうしてここにいること、
それは奇跡的な出会いだと感じています。
あなたの可能性、そして地域の可能性を引き出すお手伝いを
全力で行っていいますので、
どうぞよろしくお願いいたします!!
10月27日(日)、学校公開の日に合わせて第2回峰高ふれあい広場を開催しました。
いさなご探究Ⅱの他のチームも、この日は中間発表日。生活系プロジェクトのメンバーも、自分たちが調べたことについて発表できる機会となりました。
手遊び歌に、絵本の読み聞かせ、子育てマップや、ボーリング、粘土遊びなどで遊びました。
2回目ということもあり、全体の動きや小さい子との触れあい方も変化がありました。
これも第1回の経験があったからこそだと思います。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
7月9日(火)に、1年生の国際交流会を行いました。
国際交流員 マヤ ホールさん(イギリス出身)
京都府名誉友好大使 ラブロウ セーニャさん(ドイツ出身)
ペッサダー アミットさん(ラオス出身)
ウドムパーニッチ イサラーさん(タイ出身)
京丹後市国際交流員 ジェレミー ヒバートさん(アメリカ出身)
様々な出身国の方をお迎えさせていただきました。ご協力ありがとうございました。
それぞれの出身国についての説明をしていただき、生徒から質問をしてもらいました。
今まで何となく知っていた国の話でも実際住んでいた方からの情報は新鮮で、生徒たちも興味津々でした。
「一番辛い食べ物は何ですか?」「ゾウに乗ったことはありますか?」など、素朴な疑問にも丁寧に答えていただき、交流することができました。
短い時間でしたが、やはり直接外国の方からお話しを聞くのは貴重な機会でした。
生徒たちにとっても良い交流となったことと思います。
7月9日(火)に、3年生のいさなご探究Ⅲで国際交流会を実施しました。
京都府国際交流員 マヤ ホールさん
京都府名誉友好大使 ラブロウ セーニャさん ペッサダー アミットさん ウドムパーニッチ イサラーさん
京丹後市国際交流員 ジェレミー ヒバートさん タム カ ヨウ エドリアンさん
日進製作所 イーストン デビッド さん
の7名の御協力をいただき、授業をすることができました。
御協力ありがとうございました。
この日の授業のテーマは、
「多文化共生社会について考えよう
~京都北部を外国の方が訪れやすい、働きやすい地域にしていくためには~」
ワールドカフェ方式で、4つの問いに対して意見を出し合っていきました。
【ラウンド1】問1 外国の方が日本に観光や労働で訪れると、どのような良い影響があるか。
【ラウンド2】問2 外国の方が日本を観光する時に、どのようなことが大切か。
【ラウンド3】問3 外国の方と一緒に働く時に、どのようなことが大切か。
【ラウンド4】問4 京都北部を外国の方が訪れやすい、働きやすい地域にするにはどのようなことが大切か。
<生徒の感想より>
・自分たちが調べてわかるのは表面上のこと(外国人労働者の割合など)だけだったけど、実際に今日の外国人の話を聞いてみると、実体験をふまえて話をしてくれたので、とてもわかりやすかったし、勉強になった。
・今日のワールドカフェで私たちがなにげなく発した発言にすごい大きいリアクションをしてくれたり、感動してくれたりしてよかったです。自分らにとっての当たり前は、きっとみんながみんな当たり前に感じることではないんだなと感じました。
<生徒たちがまとめた主な意見>
[京都北部を外国の方が訪れやすい、働きやすい地域にするにはどのようなことが大切か]
・宗教・文化の理解
・日本人と外国の人を平等に接する。偏見を持たない。
・労働組合を作る
・看板の言語を増やす、仕事を増やす、サポートできる場所を増やす。
・仕事以外でも活躍の場を
・交通網の単純化
・Wi-Fi環境の改善
・わかりやすい説明
普段の生活の中で、外国の方と面と向かってじっくり話をするという機会はあまりなかった生徒たち。
今回の活動を通じて、今まで気づかなかった外国人観光客や労働者の困りごとを知ることができ、視野が広がったはずです。
6月14日(金)に生活系プロジェクトのメンバーは学校を離れて施設見学へ行きました。
福祉チームは「さかいの家」、保育チームは「ゆうかり子ども園・ゆうかり乳児保育所」に分かれて活動しました
施設の概要を教えていただき、生徒達が準備してきた質問にも丁寧に答えていただきました。
施設見学を受け入れていただきました社会福祉法人みねやま福祉会の皆様、お忙しい中ありがとうございました。
日下部 知子氏(日下部農園)、小林 朝子氏(丹後暮らし探求舎/U設計室)、小林 益氏(みねやま福祉会)、関 奈央弥氏(丹後バル代表)、松村 優花氏(PRAVA代表)、坂田 真慶氏(丹後暮らし探求舎)の6名の方にお世話になり実践力向上型を選択した生徒に話をしていただきました。U・Iターンをし、活躍している方々の話(本校の卒業生を含む)を聞いて、今までと福祉のイメージが変わったという感想も見られました。
環境プロジェクトは2グループで合わせて20名で学習活動を進めています。
6月16日(日)の午後、環境プロジェクトのメインフィールドである網野町掛津で野外学習をしました。午後1時に鳴き砂文化館に集合し館内で約1時間の学習。その後歩いて海蔵寺とネイチャークラブハウスを見学して琴引浜に出ました。あいにくの雨で砂が濡れていてなかないので、建物の中に入って乾燥した砂で鳴き砂体験をさせて頂きました。砂浜にも少し下りて漂着した発泡スチロールやペットボトルなどの大きなゴミと、レジンペレットや発泡スチロールの小さな粒子などのマイクロプラスチックを観察しました。あまりにも多い微小なマイクロプラスチックに海洋汚染の深刻さを感じました。約1時間の野外活動のあと鳴き砂文化館に戻り、文化館の方、ガイドの方と意見交流をしました。
5月10日(金)、本年度いさなご探究Ⅱのチーム毎の活動がスタートしました。
「生活系プロジェクト」では、福祉と保育の分野をメインに探究活動を進めます。
始めに座談会として、川渕一清氏(社会福祉法人みねやま福祉会)、関奈央弥氏(丹後バル代表)、坂田真慶氏(コミュニティデザイナー・丹後暮らし探求舎)の三人をお招きして、それぞれの分野について座談会を行いました。
実際の現場で働くプロの方々の話を直接聞くことにより、福祉や保育に対してこれまで持っていたイメージが変わったようです。
これをもとに個人テーマを決め、一年間の探究活動につなげていきます!
4月22日いさなご探究Ⅱの講演会がおこなわれました。
講師として、京都光華女子大学キャリア形成学部准教授 乾 明紀氏を招き 『「探究活動」はなぜ必要か?&チーム探究の秘訣 』と題して講演をしていただきました。社会が変革する中でなぜ探究活動が必要なのか、探究活動と調べ学習との違いについて話をしていただきました。幼少期の探究心を思い出しつつ取り組めるとよいと感じる生徒がいました。また、『「自分」&「地域」 だからこそできる活動、その面白さ 』と題して、坂田 真慶 氏 (編集者・丹後暮らし探求舎)、長瀬啓二 氏(一般社団法人代表理事)、岡村 芳広 氏(一般社団法人Tsuchica 代表理事)関 奈央弥 氏(丹後バル代表)、老籾千央 氏によるリレー講演がおこなわれました。丹後に魅力を感じて地域を盛り上げようとしている方々の活動を紹介され、特に自分の生き方や考え方について再度考えるきっかけとなりました。