アジアサイエンスワークショップ

令和2年度 アジアサイエンスリサーチプロジェクト(ASRP)を実施しました。

 令和2年度のSSH重点枠事業として、スーパーサイエンスネットワーク京都校(以下、SSN京都)の参加希望生徒を対象に、アジアサイエンスリサーチプロジェクト(ASRP)を実施しました。
 本プロジェクトは、“自然を測ろう”“研究の作法を学ぼう”をコンセプトとしており、事前調査の経験を活かして、自ら研究テーマを設定し、調査・分析を行い、その成果を学会等で報告することを目的とした新しい取組です。
 年度当初の計画では、シンガポールやマレーシアでの現地調査を予定していましたが、本年度は海外で活動はできないため、京都府立丹後海と星の見える丘公園を調査地として実施しました。参加者はSSN京都5校の生徒35名、スチューデントアシスタント(SA)として主幹校である嵯峨野高校生徒11名、及び指導・助言を行うティーチングアシスタント(TA)として同高校卒業生4名でした。
 生徒が設定した研究テーマは、「どろ団子の光る謎を解く」「土壌がもつ水源涵養機能の解明」「地形と土壌pH」「土壌物理性と土壌透水係数」「ササ (Sasa veitchii)の地下茎密度と土壌物理性」など様々ですが、嵯峨野高校のSAとTAによる適切なサポートのもと、それぞれ調査・分析を進めることができました。
 今後、各研究データをまとめ、令和3年度の「みやこサイエンスフェスタ」での発表をはじめ、各種学術団体での発表に挑む予定です。

土壌断面調査
サンプリングと同時並行で化学分析

令和元年度 アジアサイエンスワークショップinシンガポール(8月)/京都(11月)

 将来、研究者として国際的な協働研究等を行うのに必要とされる英語・異文化コミュニケーションへの積極的な態度・能力および科学的教養を養うこと、国際的な環境におけるリーダーシップの基礎を身に付けることを目的として、SSH重点枠事業の一環として海外の同世代の生徒と共に科学プロジェクトやフィールドワークに取り組んでいます。
 例年8月に、スーパーサイエンスネットワーク京都校9校の生徒(約20名)がシンガポールを訪問し、海外連携校との国際ワークショップやシンガポール国立大学等での協同実験や講義等、現地でのフィールドワークなど様々な取組を行っています。また、11月には海外連携校が来日し、府内SSH校との交流をはじめ、京都大学での合同講義やフィールドワークによる合同調査、京都サイエンスフェスタでの研究報告会を実施しています。

国際ワークショップ
科学ラボ
フィールドワーク
海外連携校による口頭発表(京都サイエンスフェスタにて)
英語での質疑応答の様子
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