生徒指導

生徒指導の取組 

 生徒指導は、社会の中で自分らしく生きることができる存在へと、生徒が、自発的・主体的に成長や発達する過程を支える教育活動であり、生徒指導上の課題に対応するために、必要に応じて指導や援助を行います。
 京都府では、一人一人の尊厳と人権が尊重され、多様性を認め合い、誰もが大切にされる共生社会の実現に向けた教育を展開する中で、豊かな人間性をはぐくむ教育を推進しています。また、いじめや暴力を許さない学級・学校づくりを徹底するとともに、不登校生徒に寄り添う教育を推進しています。

【中途退学防止等のための取組】
(1) 学力不振生徒への個別指導と考査前の補充講座の充実
(2) 学習・生活面で課題のある生徒に対する個別面談・家庭訪問などのきめ細やかな指導の充実
(3) スクールカウンセラーの活用(全府立高校に配置しています)
(4) 学び・生活アドバイザーの活用(府内6つの拠点校からすべての府立学校に派遣します。)
(5) 中・高連携による入学時から目的意識を持たせる指導の充実

【いじめ防止・不登校支援等総合推進事業】
 学校及び家庭における児童生徒や保護者の心の相談に対応する総合的なサポート体制(相談体制)を充実させ、問題行動等の未然防止や早期解決を図っています。
◇相談体制の充実
 ・スクールカウンセラーの配置
 ・学び・生活アドバイザーの派遣
 ・SNSを活用した相談体制の構築
 ・24時間電話相談の実施
 ・ネットいじめ通報サイトの設置

【薬物乱用防止の取組】
 府立高等学校では薬物乱用防止の重要性についてしっかりした意識が持てるよう薬物乱用防止の取組を実施し、指導の充実を図っています。
 京都府においても、府民、特に青少年の薬物乱用ゼロを目指し、行政やPTA、青少年団体、業界団体等様々な関係者や関係団体が協力・協働して予防啓発活動等に取組む「きょうと薬物乱用防止行動府民会議」を全国に先駆けて設置しています。

 ・「京都府きょうと薬物乱用防止行動府民会議」のページ

【生徒指導提要】
 「生徒指導提要」とは、小学校段階から高等学校段階までの生徒指導の理論・考え方や実際の指導方法等について、時代の変化に即して網羅的にまとめ、生徒指導の実践に際し教職員間や学校間で共通理解を図り、組織的・体系的な取組を進めることができるよう、生徒指導に関する学校・教職員向けの基本書として文部科学省が作成したものです。
 平成22年に始めて作成して以降、いじめ防止対策推進法等の関係法規の成立など学校・生徒指導を取り巻く環境は大きく変化するとともに、生徒指導上の課題がより一層深刻化している状況にあります。
 こうしたことを踏まえ、生徒指導の基本的な考え方や取組の方向性等を再整理し、今日的な課題に対応していくため、12年ぶりに改訂され、令和4年12月に公表されました。
 
 ・「文部科学省 生徒指導提要について」のページ

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