給食室より(2024年1月)

「スイートポテト」とは、英語でさつまいのことを指します。さつまいもは、「アミラーゼ」という酵素を多く含んでいるため、いも類の中で唯一甘みを持っています。また、別名「甘藷(甘い芋)」とも呼ばれるほど、甘みが多い食べ物です。

白菜は、英語で「Chinese cabbage」といい、「中国のキャベツ」という意味があります。その名の通り中国から伝わった野菜で、日清・日露戦争に従軍した日本人が中国から種を持ち帰ったことから広まりました。

「ひきなもち」は、大根や人参を炒め、高野豆腐と餅を入れた福島県の郷土料理です。大根を食べると「胸焼けしない」ことから、「棟焼けしないように」とかけて、家が火事にならないよう願ってお正月に食べるそうです。

今日は、久御山町で採れた「淀大根」の煮物です。別名「聖護院大根」とも呼ばれる淀大根は、大きく丸々としたかぶのような形が特徴です。大きいものでは、直径20cm、重さ2kgほどにもなります。

「油淋鶏」とは、油で揚げた鶏肉に、生姜やねぎが効いたタレをかけた中国の料理です。タレがよく絡んで、ご飯が進む味付けです。ご飯と一緒に食べるのがおススメです。

「パン」という名前は、ポルトガル語の「pao(パオ)」に由来します。パンの歴史は古く、6000年~8000年前には、作られていたと言われています。古代ローマの遺跡からは、パンと共にパン屋の跡も発見されています。

さわらの旬は、秋から冬にかけてと言われていますが、漢字では「鰆(魚へんに春)」と書きます。これは、春になると産卵のために海岸近くに集まり、春を告げる魚として知られているからです。

「厚揚げのごま味噌そぼろ煮」は、ねりごまとすりごまの2種類のごまと煮込んでいます。ごまのうま味が染みた厚揚げを味わって、いただきましょう。

今月に紹介する減塩のコツは、「素材の味を生かす」です。ふろふき大根は、少なめの調味料で大根そのものの味わいを生かすように煮込みました。甘めに仕上げた白みそのタレをかけていただきましょう。

「治部煮」は、石川県金沢市の郷土料理です。鶏肉に小麦粉をまぶして煮るので、うま味が閉じ込められ、とろみのついた汁になります。名前の由来は、「じぶじぶ煮る」ことや、「岡部治部右衛門」が伝えたなど、様々な説があります。

この度、令和6年能登半島地震の被害に遭われた方々が、一日も早く落ち着いて過ごせますようお祈りいたします。

今日の「ねぎサラダ」には、久御山町で採れたねぎを使っています。久御山町は、九条ねぎをたくさん作っていることで有名で、「ネギーマン」というキャラクターもいます。

「さばの生姜煮」は、脂がのったさばを、生姜と一緒に煮ています。生姜の辛味成分には殺菌効果があり、さばの生臭みを消す働きをします。生姜にも美味しい味がついてるので、ぜひ一緒に食べてみましょう。

「大根と胡瓜のあっさり漬け」は、梅昆布茶で味付けをしています。昆布茶とは、昆布を乾燥させて粉末にし、調味料などを加えたものです。昆布のうま味がそのまま含まれているので、あっさりと美味しい漬物になります。

「けいちゃん」は、しょう油や味噌で味付けした鶏肉を、キャベツなどの野菜と一緒に焼いて食べる岐阜県の郷土料理です。豆板醤やにんにくを使って、ご飯が進む味付けに仕上げました。

「なます」と「雑煮」は、お正月にいただく行事食です。「なます」は紅白の水引を表現したもので、一家の幸せを願うものです。また、「雑煮」は神様にお供えしたものをいただいたことが始まりと言われています。

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