給食室より(2024年2月)

今日の小さいおかずに入っている魚は「かえりちりめん」と言い、いわしの小さいものをさします。骨も丸ごと食べられるので、骨や歯の成長に欠かせないカルシウムをたっぷりとることが出来ます。かえりちりめんと大豆は油でカリッと揚げてあるので、ポリポリと食べやすい仕上がりです。よくかんで食べましょう。

塩昆布には、カルシウム、マグネシウム、鉄など体に必要なミネラルが豊富に含まれています。これらのミネラルは、骨や歯、筋肉などの健康維持に役立ちます。

「ニジマス」は、北アメリカ原産のサケの仲間です。繁殖期のオスの体が虹色になるため、この名前がついています。関西の特産品の消費拡大のため、滋賀県で養殖されているニジマスを提供していただきました。

今日の給食の大根は、久御山町で採れたものです。生産者の藤村さんが届けてくださいました。おでん大根のとろっ娘(とろっこ)という品種で、肉質は緻密で、煮ればトロトロ。甘味があり美味しいです。

「卵とじ」の「綴じる」という言葉には、「離れているものをつなぎ合わせる」という意味があります。「本を綴じる」「破れを綴じる(縫い合わせる)」といった使い方をします。「卵とじ」とは、卵を溶きいれることで離ればなれの具材を包み込むようすから「綴じる」という言葉が使われます。日本語って面白いですね!

おでんに使われるだしや味付け、具材は、地域や家庭によって違います。給食では、かつおと昆布の合わせだしに、鶏肉、竹輪、そして久御山町の大根など、全部で6種類の具材を煮込みます。今日の大根は、「おでん大根」という品種です。長さは、一般的な大根に比べやや短いですが、根径が8から9cmと太く、大きく育つ大根です。煮物向きの品種で、肉質は柔らかく、緻密で、煮崩れしにくいです。汁を吸いやすいという特徴があり、内部までしっかりと味が染みるので、美味です。

「ポークビーンズ」は、豚肉と豆をトマトなどで煮込んだ、アメリカの代表的な家庭料理の一つです。日本の学校給食にも登場するほど馴染み深い料理です。

大豆をお肉のように加工したものが「大豆ミート」です。お肉よりも鉄分や食物繊維が多く含まれ、脂質が少ないことから近年注目されています。給食では、食べやすいように、お肉と大豆ミートを合わせて使っています。違いがわかるでしょうか…?!

2月に紹介する減塩のコツは、「タレやソースをつけない(ひかえる)」です。フライや天ぷらなどは、衣がタレやソースを吸ってしまい、ついついかけすぎてしまいます。今日の給食のスコップコロッケは、中の具材をソースで味付けしているので、ソースをかけなくても美味しく食べられます。

今日は、久御山町でとれた白菜をいただきます。白菜の葉をよく見ると、白い芯の部分に黒い点が見えることがあります。これはポリフェノールの一種で、虫や病気ではありません。そのまま食べられるので、旬を味わっていただきましょう。

「柚庵焼き」とは、江戸時代に北村柚庵という茶人が考えた料理です。醤油、酒、味醂のほかゆずの果汁が使われておりさわやかな香りが特徴です。

インディアンポテトは新メニューです!カラッと揚げた鶏肉とじゃがいもを、カレー粉が隠し味の

ソースと和えています。スパイシーな香りが食欲をそそります。

2月の最初の午の日を「はつうま」と言います。初午には、穀物の神様「稲荷神」の使いであるきつねに、いなり寿司をお供えします。給食では、刻んだいなり(油揚げ)を混ぜ込んだ「こぎつね寿司」をいただきます。

鶏肉のおろしソースは、新メニューです。醤油と味醂で下味をつけた鶏肉をオーブンで焼き、大根おろしのさっぱりソースをかけました。ソースは、生姜とねぎも入ってよい香りがします。ご飯が進むメニューです。

チンゲン菜を漢字で書くと「青梗菜」と書きます。「梗(きょう)」は、硬い茎のことを指します。青梗菜には、βカロチンが豊富に含まれています。淡色野菜と間違われてしまうことも多いようですが、れっきとした緑黄色野菜です。ピーマンの6倍ものβカロチンを含んでいます。

「トルティージャ」はスペインの卵料理のことで、日本のオムレツのようにウインナーやじゃがいもなどの具材が入っています。フライパンで大きく焼いて、ピクニックやパーティーに持ち寄り、切り分けて食べられます。給食では、ケチャップをかけていただきましょう。

 春雨とは、緑豆や、じゃがいもやさつまいもから採取された澱粉を原料として作られるアジアの乾麺です。マグネシウムやカルシウム、カリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。

今日の炒め物に入っている緑の野菜は、ねぎではなくニラです。ニラ特有の強い香りは「アリシン」という成分です。アリシンは、ビタミンB1の吸収率を良くして糖質の分解を助けてくれるので、豆腐チゲに入っている豚肉との相性は抜群です。

2月3日は節分の日

節分には、いわしを焼いて食べる習慣があります。これは、いわしを焼くにおいで鬼を追い払うためです。鬼は、とがったものが苦手なため、ひいらぎの葉がついた枝にいわしの頭を刺して飾る風習もあります。

豆腐ハンバーグきのこあんかけレシピ(分量は1人分 単位はグラム)

鶏ミンチ  50

豆腐    30

玉ねぎ   15

青ねぎ    2

生姜     1

パン粉   10

塩      0.1

濃口醤油   1

和風だし   0.1

(きのこあん)

しめじ、椎茸、えのき茸 各7

濃口醤油    4

味醂      4

砂糖      1

だし汁    20

片栗粉     1

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