久美浜学舎
身近な風景のなかに潜む「あれ、なんだろう?」にみんなで答えを出しあう掲示コーナー「君の名前は?」久美浜バージョン、第2回目の1葉は、田植え後の今年の5月、久美浜町佐野から峰山町に向かう国道沿いの田んぼに降り立ったコウノトリを写した写真でした。通学でみなさんが乗っているバスの道とは違う道でもあり、ちょっとわかりにくかったですね。
おとなりの町、兵庫県豊岡市で保護活動が続けられてきたコウノトリが数を増やし、2005年に自然復帰を目指す放鳥が開始され15年。久美浜学舎のある久美浜町橋爪地区のすぐ隣の永留地区では、比較的早い段階でコウノトリが飛来したこともあり、コウノトリの餌を増やすような農作業の工夫や、人口巣塔の建設など、コウノトリが過ごしやすい環境を整えてこられました。その甲斐あって、久美浜高校の周辺の田んぼでも、コウノトリを見かけることは年々多くなってきましたが、まだまだ珍しい光景です。 久美浜学舎の図書館では、コウノトリ放鳥以来、時折新聞で報道されるコウノトリ関連記事をスクラップブックに保管しています。久美浜町で見つかったコウノトリの名前や親子関係も紹介されていたりして、時系列で読んでいくと久美浜町のコウノトリのストーリーがみえ、親近感が増すことまちがいなし。