4月29日にSSH事業の取組として,地理・地学 丹後巡検を実施しました。
目的は,丹後方面各地を巡検し,サイエンスフィールドワークを通して,地理学および地球科学に関する知見を深め,今後の学習の動機づけや将来の進路選択の参考とすることです。
サイエンス部,校有林調査ラボ,地理・地図ラボに所属する生徒が,それぞれの目的をもって参加しました。
天橋立,丹後海と星の見える丘公園,伊根,屏風岩,琴引浜,郷村断層を巡りながら,各地点と移動途中のバスの車窓からの風景について,教員がレクチャーを行いました。
最後に,個々に学んだことや気づいたこと,疑問に感じてさらに深めたいことをレポートにまとめました。レポートのテーマには次のようなものがありました。
・天橋立における侵食対策の現状と課題
・天橋立の松並木の植生とその保全
・自然の浄化作用や人間が及ぼす自然への影響
・京都丹後の屏風岩の形成について
・河岸段丘の土地利用 他
後日,事後学習として,巡検で学んだことをクラスで発表しました。学んだ知識をアウトプットすると同時に,質疑応答を通して知的な探究心の輪を広げていく様子も見られました。
教科書に閉じない,知識が分野を超えてつながる学びの体験となりました。