学校生活

 2020/02/04 
 
 

 2月4日(火)、工学探究科の課題研究発表会を行いました。工学探究科は理工系四年制大学への進学を目指し、大学や大学院での研究等を見据えて学習する学科で、今年度の3年生も京都教育大学や同志社大学に合格しています。

 その工学探究科の学習内容を活かし、この1年間「課題研究」の授業で取り組んできた工業に関する課題について、3年生の5つのグループが成果発表を行いました。各グループの研究テーマは以下の通りです。

 1. 3Dホログラムの研究
 2. 学校のための小屋づくり
 3. 3本指マニピュレータの製作
 4. Javaを用いたゲーム製作
 5. UnityとBlenderを利用したまちづくり

 田中副校長の「よい発表を期待している」という開会挨拶の後、各グループからの発表を行いました。発表の概要は以下の通りです。

◆ 3Dホログラム研究班は3年間で学んだ知識・技術を活用し、4面で投影する3Dホログラム装置を製作しました。

◆ 学校のための小屋づくり班では、木材と金属を加工し、強風が来ても耐えることができる、簡単に収納可能な小屋を製作しました。

◆ 3本指マニピュレータ製作班はハードウェア班とソフトウェア班にわかれて作業を分担し、ロボットの腕と手に当たる部分を製作しました。

◆ Javaを用いたゲーム製作班では、マップや敵キャラクターのグラフィックをペイントソフトで製作し、マップの表示、キャラクターの操作、戦闘画面、戦闘コマンド、BGMの設定などのプログラムを製作し、自作のロールプレイングゲームを製作しました。

◆ UnityとBlenderを利用したまちづくり班では、Blenderで製作した建物や乗り物などをUnityで3D化し、まちづくりゲームを製作しました。

 発表会のまとめとして、嶋﨑工学探究科長から、「どの班も素晴らしい内容だった。各グループから共通して【調べる】、【協力する】という言葉があった。『最初はわからなくても調べることにより解決につながる。他者と協力して課題を解決する。』これは非常に大事なことである。」という話がありました。
 発表会を見学した2年生は「1~2年で学んだ内容を活かした取組だった。」「わかりやすいプレゼンテーションで3年はすごい。」など、来年度の課題研究とその発表に向け、良い刺激を受けていました。