今回の連携基礎では5時間目に情報企画科の鹿俣先生に授業をしてもらいました。
鹿俣先生は学校で働き始める前に青年海外協力隊としてアフリカで2年間
ボランティア活動をしていました。
その経験談を踏まえながら、私たち日本人が普段何気なく口にしている
チョコレートの話をしてもらいました。
今回はチョコの原材料カカオをメインとした話でした。
みなさんカカオというとどこの国をイメージしますか?
きっと多くの人はガーナを思い浮かべると思います。
実際にガーナはコートジボワールに次いで、カカオ豆の生産量が世界2位となっています。
しかし、そのカカオ豆を生産している人たちのほとんどは
チョコレートを食べたことがなければ見たこともないそうです。
アフリカの多くは絶対貧困といわれる一日2ドル(現在の日本円で約220円)以下で生活している人が数多くいます。
そんな人たちの前にしてみんなならチョコをあげるかあげないかを議論してもらいました。
カカオ豆からこんなにおいしいものができていると知って、誇りをもってほしいからあげるといった意見や
あげるのは簡単だが、一時的に欲求を満たしても何の解決にもならないなど様々な意見がありました。
そういった世界の格差をなくすためにSDGs(Sustainable Development Goals)という国際目標があります。
SDGsは持続可能な開発目標という意味で、貧困等の国際問題を2030年までに解決するべく、
17の目標を掲げています。
6時間目の時間ではこのSDGsを達成するために世界が何をしているのかといった調べ学習を行いました。
今回はカカオ豆に関連してチョコレートで有名な企業をピックアップし、
その企業が行っているCSRの取り組みについて調べ、最後にその取り組みについてどう思うかも含めて発表しました。
今回はテーマも難しく規模も世界規模といったものでしたが、SDGsを達成するための活動を知り、
生徒たちにも何かを考えるきっかけになったのではないかと思います。