令和6年3月1日(金)、第76回卒業証書授与式を挙行いたしました。
来賓の方々をはじめ、たくさんの方々から御祝電・御祝辞、記念品等をいただきました。
式辞では、卒業生へのお祝いの言葉や激励の言葉が贈られました。
在校生代表による送辞では、卒業生への感謝の気持ちと卒業生たちが築いてきた山城高校の良さを引き継ぎ、さらなる発展を目指すという決意が述べられました。
卒業生代表による答辞では、コロナ禍の中で高校生活が始まり、思い描いていた高校生活を送ることができないながらも、自分たちなりの高校生活の形を探し、最終学年でようやくたくさんの学校行事を経験することができた喜びが述べられました。仲間と支え合いながら困難な状況を乗り越え、一回りも二回りも成長してくれていることが伝わる答辞でした。
多くの来賓の方々・保護者の皆様に見守られる中、盛大な式を執り行うことができました。
卒業生の皆さん、保護者の皆様、御卒業おめでとうございます。
WWP育成事業 令和5年度シンガポール派遣事業(2/14 水 - 2/18 日)の後半日程の様子です。
16日は、午前中にYishun Town Secondary Schoolへ訪問し、現地の学生と交流しました。壮大な歓迎セレモニーを行っていただいたあと、現地の学生と共に授業に参加したり、昼食を共にしました。生徒たちは英語を使ってコミュニケーションをすることの楽しさを実感したことだと思います。午後にはセントーサ島へ赴き、様々なアクティビティや観光を満喫しました。
17日は、朝から夕方までの時間を使って市内班別研修(フィールドワーク)を実施しました。シンガポールは、チャイナタウンから地下鉄で5駅進むとアラブストリートへアクセスできることからもわかるように、小さい国土に様々な文化圏が入り交じって構成されています。実際に足を運ぶことで、生徒たちは多文化が共生するシンガポールの雰囲気を肌で感じることができました。
その後、18日の午前1時30分に出発する深夜便に乗り、日本へと帰国してきました。
今回のシンガポール派遣事業を通じて、生徒は、「自分のものとは異なる文化を受け入れる大切さ」と「英語を用いてコミュニケーションをとっていくことの重要性」を改めて認識したことだと思います。今回得られた学びが生徒のこれからの将来に活かされることを願います。
令和6年2月14日(水)文理総合科の2年生16名が神戸大学を訪問し、忽那 憲治 教授(神戸大学 大学院経営学研究科)の特別講義を受けました。
忽那教授には、主に「アントレプレナーシップ、イノベーションとは何か」というテーマで、経営学の視点から"新たな価値の創造"することについて話をしていただきました。
忽那教授の講義の後は、グループごとに忽那教授のゼミに所属する学生と交流をし、大学で過ごす日常生活や志望する進路の見つけ方・考え方、大学で進める専門的な学びの楽しさなどについて交流・意見交換をしました。
その後、神戸大学の食堂で昼食を取り、各々キャンパス内を見学しました。
今回の訪問で実際に講義を受けたことに加え、現役の学生と話をすることで、生徒たちは自分たちが大学で過ごす姿や、研究に打ち込む姿を想像し、より一層自分の将来について考える機会になったと思います。
令和6年2月3日(土)、令和5年度グローバルネットワーク京都交流会が京都工芸繊維大学にて開催されました。参加生徒たちは「持続可能な国際社会への展望」をテーマに課題研究を行い、発表・交流をしました。今年度は感染症防止措置が緩和されたこともあり、新型コロナウイルス流行前と同様の形態で実施することができました。
開会式後に始まった「論文コンテスト」の表彰では、本校の普通の代表生徒の作品"登録有形文化財(建造物)の保存の現状と課題について今の私たちにできること"が佳作をいただきました。その後の「プレゼンテーションの部」では、文理総合科の代表生徒が研究成果(タイトル:"Mindsetting Breakthrough")を発表し、見事優秀賞を受賞しました。午後からは「ポスターセッションの部」が行われ、本校からは普通科の代表2班(タイトル:"外国人に優しい日本を創るために"と"九州と観光業の発展について")が参加し、研究成果を発表しました。
課題研究のテーマを立て、調査・検証し、多くの聴衆の前で発表する過程を通して、生徒たちは深く物事を探究し、その結果を表現するのに必要な資質・能力を培っていったと思います。
令和6年1月20日(土)サイエンス・ダイアログが第1学年を対象に実施されました。
この取り組みは、日本に滞在している若手外国人研究者を、講師として高等学校等にお招きし、自身の研究や出身国に関する講義を英語で行ってもらいます。
今回は、「持続可能なエネルギーとエネルギー転換」というテーマでカナダ出身の博士に講義をしていただきました。生徒たちにとって研究に関する説明を英語で聞く機会は初めてでしたが、分かりやすい英語で説明していただいたこともあって、みんな熱心に話を聞いていました。研究以外にも、出身国や異文化コミュニケーションについても話していただきました。
この取り組みを通して、生徒たちは英語で世界の人と繋がる楽しさを意識し、今以上に英語を学んでいく大切さについて考えてくれたと思います。また、大学に進学して専門的な学びを進めることについて興味を持ってくれたと思います。
令和6年1月9日(火)、令和5年度3学期始業式がオンライン上で行われました。
校長先生から、まずはじめに元旦に発生した令和6年能登半島地震についてのお見舞い言葉がありました。
その後、
・「チャレンジ(挑戦)とチェンジ(変える)。チャレンジとは失敗を恐れず自ら進んで挑戦すること。チェンジとは経験し、自分を良い方向に変える何かに取り組んでほしいということ。」
・「自分の行動の結果は自分自身に返ってくる。その場で適切に考え判断できるような力を身につけてほしい。」
・「3学期は非常に短いが、大事な時期と捉えて明確な目標を持ち、大切に過ごせるように。特に3年生は1月13日、14日の大学入学共通テスト、また、その後の受験が控えている。健康には十分留意し、最後まで全力を尽くし、持てる力を発揮できるように。」
などのお話がありました。
また、生徒指導部長からは、
・「1月1日に起きた地震により、多くの人々が避難生活を余儀なくされる中、普通の生活を送ることができていることに感謝して行動するように。」
・「昨年は通学時の自転車事故が一昨年よりも増加した。また、遅刻の回数も増加しているので、余裕を持つことや、安全に留意した行動を心掛けること。」
・「学生の大麻事件、市販薬の大量摂取(オーバードーズ)が社会問題になっている。どのような事情があっても絶対にあってはならない。」
といった、学校生活の安心安全につながる話がありました。
その後、冬季休業中に活躍した生徒の紹介が行われました。今年も生徒達の活躍が楽しみです。
生徒一人一人が先生方の言葉を真摯に受け止め、3学期への良いスタートダッシュが切れました。
令和5年12月20日(水)、令和5年度2学期終業式がオンライン上で行われました。
校長先生からは
「失敗しない人ではなく、チャレンジする人になって欲しい。失敗してもそれを次の自分に繋げて欲しい。」
「与えられているものをこなしているだけでは、本当の力はつかない。指示があるのを待っているという姿勢では無く、自ら行動する、考えて取り組む姿勢を持って欲しい。」
「3年生の進路実現に向けて、最後まで諦めず、粘り強く、最大限の努力をして欲しい。」
などのお話がありました。
また、教務部長・進路指導部長の先生方からは、
・「3学期のはじめには早速テストがあるのでしっかりと勉強をしておくこと。」
・「3年生は体調管理をしっかりと行い、受験等は万全の体調で受けること。」
・「受験は団体戦である。学校には一緒に励まし合い、戦える仲間がいるということ。」
・「苦しみ抜いて得られたものにだけ価値はある。今の苦しみを乗り越えた先には、きっと強くなった自分がいる。」
といった、3学期に向けてのお話や受験生となる3年生を激励するお話がありました。
その後、2学期中に活躍した生徒への表彰が行われました。
生徒一人一人が先生方の言葉を真摯に受け止め、しっかりと2学期を締めくくることができました。