学校生活

 

※この記事は科学部の部長による活動報告です。

 みなさん、こんにちは、部長です。

 新学期も始まり、皆様いかがお過ごしでしょうか?科学部でも新年度の活動を始め、最初の活動日では、学校の裏山に入って去年設置したセンサーカメラの回収を行いました。今年はいったいどのような動物が見られるでしょうか?楽しみですね。

 

※この記事は科学部の部長による活動報告です。

 みなさん、こんにちは、部長です。あけましておめでとうございます。

 今回は科学部の活動について紹介したいと思います。


<今年度の活動>

 ○学校の裏山にセンサーカメラを仕掛けて動物調査

 ○学校の裏山で野鳥の鳴き声調査

 ○畑や田んぼを作って作物の栽培(イネ、サツマイモ、トウモロコシ、ジャガイモ)

 ○宇治川を中心とした魚類調査

 ○アクトパル宇治で夏休み合宿

 ○京都府高等学校総合文化祭(自然科学部門)での研究発表

 ○莵道祭での展示発表、レジン作り体験、演示実験

 ○骨格標本作り(シカ頭骨、ウシガエル)

 ○野鳥の剥製作り(キジバト、ヒヨドリ)

 ○施設見学(宇治市植物公園、京都大学総合博物館)

 ○発酵の実験、酵素の実験、浸透圧の実験、葉脈標本作り

 ○中学生部活動体験

 ○やましろ未来っ子サイエンスラリーのアシスタント


 2024年は私のみならず、多くの部員にとって科学部で様々なことに挑戦し、部活としても新しいことに取り組むことができた非常に有意義な1年間でした。2025年も科学部での色々な活動をゆるーくお伝えして行けたら良いなと思っておりますのでお楽しみに。

 それではみなさん、今年もよろしくお願いします。

 

 2学期の期末考査の期間中もずっと学校林で動物を狙っていたセンサーカメラのデータを回収してきました。設置場所を変えてから2回目のデータ回収なので、どんな動物が撮影されているか楽しみにしながら記録していきました。

 その結果、水場の前に仕掛けているカメラで、またもムササビが撮影されました。一緒に撮影されている動画を見る限り、やはり水を飲みに来ているようですね。なお、今回は同じ場所でニホンリスが撮影されています。ムササビとニホンリスは、どちらもネズミ目(齧歯目)リス科の動物で、同じグループに分類されます。シルエット(姿・形)も似ており、パッと見るだけだと間違えてしまうこともあります。ただ、大きさはムササビの方が上ですし、何よりムササビは夜行性でニホンリスは昼行性と、活動時間が違います。体の大きさや撮影時間に注目することも、写真から動物を同定するためには必要なことです。

 

 9月に刈り取ったイネは、10月から11月にかけて脱穀・精米され、何とか白米の状態にまで持ってくることができました。もっとも、手作業による脱穀なので、精米機のようにはきれいにできず、ほとんど玄米に近い感じでしたけど。夏休みに水の管理が上手くできなかった影響なのか、粒の大きさもあまり大きくなりませんでした。

 そして2学期終業式の放課後、調理室を借りて、この精米を実際に炊いて、お米としてのはたらきを確認する実験が行われました。引退した3年生達も、これは気になると集まってきました。

 まずは精米の量を確認すると、およそ6~7合くらいでした。最初は2合もできれば上出来と考えていたのですが、想像以上の収穫量になりました。このうち5合分を水で研ぎます。糠がたくさん残っていたので何度も研ぎ直しましたが、ほどほどのところで炊飯器に入れ、炊き上げます。結果として、お米として十分なはたらきを確認することができました。

 何もかも手探りの状態で始めた科学部の米作りですが、さまざまな失敗と試行錯誤を経て、目標であった「部員1人あたり1個のおにぎりがつくれるだけの米を作る」ことを達成できました。普通科の高校で米作りをすることはあまりないので、部員にとって貴重な経験になったと思います。

 

※この記事は科学部の部長による活動報告です。

 みなさん、こんにちは、部長です。

 みなさんは植物にも動物のように標本があるのをご存知ですか? 科学部では、「葉脈標本」と呼ばれる植物の標本の作成を行いました。学校の裏山で拾い集めたヒイラギやサカキなどの植物の葉を水酸化ナトリウムで煮て柔らかくし、歯ブラシを使って葉肉の部分を取り除き、乾かすと「葉脈標本」が出来上がります。植物によって作ることが難しかったり、葉脈だけを見ることによって、普段葉を見るだけでは見つけることが難しい発見をすることができます。楽しいですね。

 

※この記事は科学部の部長による活動報告です。

 みなさん、こんにちは、部長です。

 最近、シマエナガがブームとなっていますが、みなさんは鳥はお好きですか? 科学部ではとある鳥好きの部員の考案で、学校の裏山にやってくる鳥の鳴き声の調査を始めました。ボイスレコーダーを用いて、裏山に入って鳥の鳴き声の録音を行い、どのような鳥が鳴いているのかを調べます。これまで取り組んだことのない調査でまだまだ手探りの状況ですが、何か面白いことが分かれば、ここで報告できたら良いなと思っています。お楽しみに。

 なんやかんやで「科学部部長のひとりごと」はこの度、第10回を迎えることができました。部長といたしましては、科学部の魅力や活動をできる限りお届けしていきたいと思っておりますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

※この記事は科学部の部長による活動報告です。

 みなさん、こんにちは、そしてお久しぶりです。部長です。

 科学部では学校の裏山にカメラを仕掛けて、裏山にやってくる動物を調べています。期末テスト明けからは、裏山の新しい場所に仕掛けたカメラの回収を行い、いつどのような動物が何回撮影されたのかを調べています。この調査が科学部で裏山にやってくる動物の調査を行う上での基本中の基本の調査になるので、気が抜けません。

 

 現在、科学部の備品として3台のセンサーカメラがあります。2021年10月から2024年9月の3年間にわたって、これらのカメラを学校林の特定の3ヶ所に設置し、ずっと同じ場所で撮影を続ける定点調査を行ってきました。3年分の撮影データは、場所の違いによる撮影される動物の違いや、倒木の有無と哺乳類の関係性など、さまざまな研究に活用することができました。

 これらのカメラを3年ぶりに回収してメンテナンスした後、1台は前から設置していた水場に、2台はこれまでと別の場所に設置しました。そんなデータを回収すると、今年もムササビが撮影されていました。ムササビは2021年から今の季節にだけ撮影されるようになった動物です。今年も来てくれたっていう感じですね。カメラを地上に設置している関係上、滑空している姿が撮影されていないことだけが残念です。いきなりムササビが撮影されるとは、センサーカメラ調査の再スタートとして、非常によい形になったと思います。

 

※この記事は科学部の部長による活動報告です。

 みなさん、こんにちは、部長です。

 最近の部活では収穫した稲の精米を行っていました。精米機を使うのではなく、瓶にもみすりを終えた玄米を入れ、木の棒でひたすら突いて茶色い玄米を白米にしていきます。完全に白くするのは難しいのですが、スーパーで売られている様なお米に限りなく近い白色を目指して、ひたすら腕を動かし、ようやく全ての精米が完了しました。感慨深いですね。

 

※この記事は科学部の部長による活動報告です。

 みなさん、こんにちは、部長です。

 先日、「科学部冬遠足」と題して京都市にある京都大学総合博物館に出かけました。歴史や自然科学に関する展示を見た後、バックヤードの見学に参加しました。普段は入れないバックヤードでは、魚類をはじめとする様々な動物のホルマリン漬けや骨格標本を見ることができました。オオサンショウウオやリュウグウノツカイのホルマリン漬けに実際に触れる貴重な体験ができました。

 科学部では学校の外でも様々な活動を行っています。学校の中だけにとどまらない科学部の活動にこれからもご期待ください。

 

※この記事は科学部の部長による活動報告です。

 みなさん、こんにちは、部長です。

 科学部では、毎年畑を作って、様々な作物を育てています。今年はサツマイモとトウモロコシを作りました。そして現在、ジャガイモとタマネギの栽培を始めました。どちらも来年春の収穫を予定しています。まだまだ収穫するまで時間がかかり、タマネギに至ってはまだ苗を作っている状態ですが、来年に向けてまた一つ楽しみが増えました。

 

※この記事は科学部の部長による活動報告です。

 みなさん、こんにちは、部長です。

 科学部には発酵実験専用の機械があります。先日これを使って発酵に関する実験を行いました。強力粉や乾燥した酵母菌(イースト菌)、スキムミルクなどを機械に入れて加熱します。2時間余りかかってようやく加熱が終わると、とてもふわふわとした焼き上がりになりました。今後はイースト菌を使わずに同様の実験をしたいと思っています。結果がどうなるかわからないだけに今からワクワクが止まりませんね。

 なんやかんやで「科学部部長のひとりごと」も第5回を迎える事ができました。ご覧頂いている皆様にこの場をお借りして厚く御礼感謝申し上げます。

 

※この記事は科学部の部長による活動報告です。

 みなさん、こんにちは、部長です。1年もあっという間に過ぎて、残り2ヶ月となってしまいましたね。

 現在科学部では、以前にもご紹介した裏山でのカメラトラップ調査の仕上げとなる、収集したデータをパソコンに落とし込む作業を行なっています。今年も裏山にやってくる様々な動物の撮影を行うことができ、京総文での研究発表にも活かすことができました。来年度以降も裏山に動物が来る限り、この調査を続けていきますので、楽しみにしていてください。

 

 収穫し、脱穀まで終わった科学部のお米ですが、予想以上の収穫量になったこともあり、ここからの作業が非常に大変なことになっています。

 まず、脱穀した種もみを「もみすり」して、玄米を取り出す必要があります。インターネットでやり方を調べると、軟式野球ボールを使う方法が見つかったので、それを試しています。次に玄米を「精米」していきます。これはもう、ガラス瓶の中に入れた玄米をすり棒でひたすらつついていく作業です。

 どちらも少量ずつしかできないので、収穫量が多かったことで逆にしんどくなっているという、まさに嬉しい悲鳴をあげる状況になっています。地道にやっていくしかありません。

 

※この記事は科学部の部長による活動報告です。

 みなさん、こんにちは。部長です。

 突然ですがみなさん、片付けは得意ですか?科学部の畑では芋掘りを終え、大量に残ったさつまいものツルの片付けを行いました。ツルを一口大に切り分け、科学部が設置している「コンポスト」に入れて肥料にします。なかなかに骨の折れる作業ではありましたが、来年も畑を続けていくためにしっかりやり切りました。

 

※この記事は科学部の部長による活動報告です。

 みなさん、こんにちは。部長です。お米が美味しい季節になりましたね。

 今年、科学部では、初めて稲作に挑戦しています。これが予想に反して豊作となり、現在はもみすり作業に追われています。専用の機械があればすぐに終わるこの作業ですが、私たちはすり鉢と軟式野球のボール、そして扇風機を使ってもみすりを行っています。データ収集同様、そこに稲がある限り果てしなく続く作業ですが、「おにぎりが1人1個つくれる量のお米」を目指してあともう少し努力します。

 

※この記事は科学部の部長による活動報告です。

 みなさん、こんにちは。私は科学部の部長をしている2年生です。ここでは、私から見た科学部の活動をゆるーくお伝えしようと思います。よければご覧ください。

 科学部では学校の裏山にカメラを設置して、撮影された動物の撮影日時と動物の種類の記録を行っています。この記録を現在は、動物の種類ごとに何時にどれだけの数が撮影されたかの集計を行っています。カメラに動物が撮影され続ける限り、果てしなく続く作業ではありますが、記録を自分たちのゆくゆくの研究に繋げることができるよう、精進して参ります。

 

 10月も終盤に入り、涼しいと感じる日が多くなってきました。季節は本格的に秋になりましたね。この時期のイベントといえば芋掘り、つまりサツマイモの収穫です。科学部の畑で育てていたサツマイモも十分に大きくなったので、一気に収穫しました。

 昨年に引き続き、今年もなかなかの豊作です。大きいものから小さいものまで、たくさんのサツマイモを収穫することができました。この後、新聞紙で覆ってしばらく放置します。これにより、イモの甘みが増していくのです。

 サツマイモを収穫すると中庭の畑が寂しくなります。今年は畑の一部に少しだけジャガイモを植えました。秋植えには少し遅いですが、上手く育ってくれればと思っています。

 

 10月27日に京都学・歴彩館で開催された「京都府高等学校総合文化祭 自然科学部門」に出場して、研究発表をしてきました。

 発表タイトルは「学校林の哺乳類と倒木との関係性」ということで、昨年度の3月に日本森林学会大会高校生ポスターで発表した研究をブラッシュアップしたものになります。この研究発表に向けて、夏休み前からずっと準備してきましたが、その成果を出すことができたのではないかと思います。

 当日は他校の自然科学系クラブの生徒と交流をすることもできました。ニホンジカの角やアライグマの毛皮を持って行ったこともあり、部員達はたくさんの他校生と話をしていました。

 大会の結果は奨励賞をいただきました。この経験を次に生かしていって欲しいと思います。なお、研究発表の内容についてはPDFをご覧ください。

 
 

ファイル名:kagakubu_kyosobun_2024.pdf

PDFファイル容量:【864.8KB】

※PDFを開くには下記「京総文で研究発表」をクリックして下さい。

学校林の哺乳類と倒木との関係性
 

 刈りとって、乾燥させていたイネの脱穀を行いました。イネの量が多かったため、引退していた3年生にも手伝ってもらいながらの脱穀作業でした。

 手作業で脱穀する方法は色々あるのですが、今回は割り箸を使った方法を試してみることにしました。イネの茎を割り箸ではさんで引っ張り、穂から種もみの部分だけを落とす方法です。最初は上手にできなくて苦戦していましたが、少しずつコツをつかんできて、それぞれが自分のやり方を見つけて脱穀をしていきました。

 すべて脱穀したところ、1kg以上の種もみを取ることができ、予想以上の収穫量に驚いています。次はもみすりの作業をしていく予定です。