教育内容

 

 京都教育大学名誉教授村上忠幸先生をお迎えして、2年生理数コース 物理選択生徒を対象に、「紙コップの不思議を探る」というテーマで特別授業を行いました。
 紙コップにお湯を入れて机に置いておくと不思議なことに湯気のあと(水滴)がつきます。
この不思議な現象を題材に、グループで議論し、仮説を立て、実験を繰り返しました。


 

 半年の調査の結果をまとめ、班別ポスター発表を行いました。
 調査を結果中で新たな気づきもありましたし、発表の準備をする中で他者に
どのように伝えるかについても考えることができました。さらに、発表を行い、
質疑応答を繰り返す中で、新たな問題点の発見や自分の考えの整理することが
できました。

 莵道高校の学校林は、たくさんの野生の動物と植物がみられますが、人里近く、
人間の影響を大きく受けていることが分かりました。

 今季発表した内容の一部は、リニューアルし、研究会や学会で発表する予定です。 

 

11月11日(金)、14日(月)、18日(金)に、2年生理数クラスの物理選択者対象に、京都教育大学名誉教授の沖花彰先生にお越しいただき「分解してものの仕組みを知る学習」というテーマで出前授業をしていただきました。
 IH調理器を使って電気や磁気に関する様々な実験を行い、その結果からIH調理器の仕組みを予想していきます。
 最後は、IH調理器を実際に分解してその仕組みを確認しました。
 身近にあるIH調理器を使った今回の実験を通して、生徒たちは物理により親しみを感じることができ、貴重な学びを経験することができました。

 

 今年5月から始めた、2年理数系生物選択者による学校林調査も、森林に入っての調査は10月で

終わりです。森林調査最終回には、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所関西支所

の中尾 勝洋氏に御来校いただき、植生や種の同定、今後のまとめ方について教えていただきました。

 今後、半年間の調査結果をまとめ、学校林の生態について考えていきます。


 

継続して学校林の調査を行っています。


・毎木調査班:どんな樹木が学校林にあるかを調べています。学校林内の一角の樹木すべてに印をつけ、webアプリを使いなら樹木の同定を行っています。

・シカによる食害調査班:学校林の一カ所をネットで囲み、シカが入れないようにしました。そのネット内の植物が、周りと比べて、どれくらい成長するかを調べています。

・土壌の分解能力調査班:Tバックを土に埋め、Tバックの内容物がどれくらいの速度で分解されるかを調べています。さらに、簡易なツルグレン装置を使い、土壌生物の調査を始めました。


土壌の分解能力調査班、シカによる食害調査班、毎木調査班ともに、データが集まってきました。

 

毎月、学校林に入り、土壌の分解能力調査、シカによる食害調査、毎木調査を行っています。

令和4年7月8日、再び、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所関西支所の中尾 勝洋氏をお招きし、
調査方法や植物の同定方法を教えていただきました。


 

今年度(2022年度)も莵道高校2年生理系生物選択者を対象に、森林総合研究所との連携授業を開始しました。

第一回目(5/20)は、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所関西支所の中尾 勝洋氏から
御講義をいただき、調査方法を御教授いただきました。

今年度は、土壌の分解能力調査シカによる食害調査を継続するとともに、毎木調査を行います。

 
 

ファイル名:posterecology0319.pdf

PDFファイル容量:【539.0KB】

※PDFを開くには下記「2022年3月19日生態学会で発表」をクリックして下さい。

 

 2022年3月19日 第69回日本生態学会大会の高校生ポスター発表に参加し、発表しました。

 2年理系生物選択者のうち有志の7名が、「総合的な探求の時間」で行った探究活動に、追加のデータを加え、議論を重ねまとめました。発表は、オンラインで行われたため、学校からテレビ会議システムを使用しての参加です。同様の研究を行っている他校生と交流したり、研究者からコメントや助言をいただきました。


 発表タイトル:学校林におけるシカ柵設置による植生の変化

 

 11月19日(金)および22日(月)に、2年生理数コース物理選択者対象に、京都教育大学名誉教授の沖花彰先生をお迎えし、「分解してもののしくみを探る」というテーマで出前授業をしていただきました。IH調理器を使って電気や磁気に関する様々な実験を行い、結果からIH調理器のしくみを探りました。最後は、IH調理器を実際に分解してそのしくみを確認しました。身近にあるIH調理器を使った今回の実験を通じて、生徒たちはより物理に親しみを感じることができました。

 

 これまでの調査結果をグループでまとめ、講座内の発表会を実施しました。

 今年は、各班に分かれ、Tバッグインデックス、土壌の分解能力、シカによる食害、落葉の実験・調査を行いました。今回、分担を決めて結果を整理し、グループ内で議論を重ね、考察を行いまとめました。予想どおりの結果は少なく、探究活動の難しさと面白さ、重要性を味わうことができました。

 発表の最後には、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所関西支所の中尾 勝洋氏から御講評をいただきました。

 今回調査した内容の一部は、さらに考察を重ねた上で、3月に「日本生態学会」高校生の部門に参加する予定です。

 

今年も森林総合研究所との連携講座を実施しています。

土壌の分解能力調査、シカによる食害調査、落葉の調査を行い、学校林に関するデータを集めています。

集めたデータを元に、互いに考えたり、話し合ったりして、調査内容をまとめる予定です。

 

 令和3年、今年も、2年理系生物選択者を対象に、森林総研との連携授業を開始しました。

学校林を題材にし、調査をとおして科学的に探究する力を身につけることを目的としています。
今年度は、土壌の分解能力調査やシカによる食害調査など、様々な調査を行います。

 第一回目は、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所関西支所の中尾 勝洋氏から御講義をいただき
早速調査を開始しました。

 

 3月10日(水)の午後、2年生理数コース物理選択者のうち希望者16名が、京都大学宇治キャンパスを訪問し、研修を受けました。
(1)講義「量子ビームの世界」
(2)光学実験「光の色を探る」
(3)加速器ビームによる元素分析と施設見学
 京都大学の先生方や学生の皆さんの丁寧な御指導により、物理の面白さや奥深さを感じる、中身の濃い大変充実した一日となりました。

 

 2年理系生物選択者を対象に、3回目の森林総合研究所との連携講座を実施しました。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、発表を行うことはできませんでしたが、各自でデータをレポートにまとめました。まとめたレポートは、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所関西支所の中尾 勝洋氏に御高覧いただき、コメントをいただきました。

 

11月9日(月)および13日(金)に、2年生理数コース物理選択者対象に、京都教育大学名誉教授の沖花彰先生をお迎えし、「IH調理器の仕組みを探る」というテーマで出前授業をしていただきました。
IH調理器を使って電気や磁気に関する様々な実験を行い、その結果からIH調理器の仕組みを探りました。
最後は、IH調理器を実際に分解してその仕組みを確認しました。
身近にあるIH調理器を使った今回の実験を通して、生徒たちはより物理に親しみを感じることができました。

 

 2年理系生物選択者を対象に、2回目の森林総合研究所との連携講座を実施しました。今回は、9月に設置した材料を回収するとともに、新たな材料を設置しました。
 さらに、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所関西支所の中尾 勝洋氏から、森林調査の意義や考え方を教えていただきました。
 第3回目は1月を予定しています。

 

10月26日(月)、2年生理数コースの物理選択者を対象に、京都教育大学教育学部教授の村上 忠幸先生をお迎えし、「紙コップの不思議を探る」というテーマで出前授業をしていただきました。

紙コップにお湯を入れると、底面にくもりが生じます。そのくもりの原因を、マルチプル・インテリジェンス理論に基づいて分けられた班のメンバーで知恵を出し合い、仮説を立て、実証実験を行い、解明していきます。

仮説が間違っていた時の落胆は大きいですが、その分正解を実証できた時の喜びは大きいものでした。

今回の授業を通して生徒達は、身近な現象から不思議を見つけて、探究することに大きな意義を感じ、よい経験をすることができました。

 

 国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所関西支所の中尾 勝洋氏をお迎えし、2年理系生物選択者が学校林の調査を開始しました。
 第1回目の今回は、身近な学校林を材料とし、森林が人間生活と密接な関係にあることを科学的に探究し、さらに自然科学的な手法を学び、科学の基本的な素養を身に付けることを目的にしています。

 

令和元年「森林総合研究所との連携講座」で実施していた学校林の土壌分解に関する研究の成果を、3月末に開催された「第131回 日本森林学会大会 高校生ポスター発表」で発表しました。

 ポスターの審査の結果、本校が発表した「Tea Bag Indexを用いた学校林の土壌分解速度に関する研究」が特別賞をいただくことができました。

 昼休みや放課後の時間を使い、生徒達が頑張ってつくったポスターは非常に完成度が高く、研究データの解析や考察も評価されたようです。名古屋での発表がなくなったことは残念だったのですが、このような賞に選ばれ、生徒にとっても誇れる探求活動になったのではないかと思います。


※発表したポスターは下記のリンクからPDFでご覧いただけます。

 
 

ファイル名:sinringakkai_2019_todo.pdf

PDFファイル容量:【589.7KB】

※PDFを開くには下記「第131回 日本森林学会大会 高校生ポス...」をクリックして下さい。

Tea Bag Indexを用いた学校林の土壌分解速度に関する研究
 

 2月15日(土)、2年生理数コース物理選択者のうち希望者15名が、京都大学宇治キャンパスを訪問しました。

 初めに放射線や加速器についての講義を受けたのち、グループに分かれ、分光器を使い光の性質を学ぶ実験を4種類行いました。最後に加速器の実験施設を見学し、加速器によって加速されたイオンビームによる元素分析の実験を見せていただきました。


 京都大学の先生方や学生の皆さんの丁寧な御指導により、物理の面白さや奥深さを感じた有意義な一日となりました。