学校生活

 

 現在、科学部の備品として3台のセンサーカメラがあります。2021年10月から2024年9月の3年間にわたって、これらのカメラを学校林の特定の3ヶ所に設置し、ずっと同じ場所で撮影を続ける定点調査を行ってきました。3年分の撮影データは、場所の違いによる撮影される動物の違いや、倒木の有無と哺乳類の関係性など、さまざまな研究に活用することができました。

 これらのカメラを3年ぶりに回収してメンテナンスした後、1台は前から設置していた水場に、2台はこれまでと別の場所に設置しました。そんなデータを回収すると、今年もムササビが撮影されていました。ムササビは2021年から今の季節にだけ撮影されるようになった動物です。今年も来てくれたっていう感じですね。カメラを地上に設置している関係上、滑空している姿が撮影されていないことだけが残念です。いきなりムササビが撮影されるとは、センサーカメラ調査の再スタートとして、非常によい形になったと思います。