学校生活

 

 年が明けて2025年になり、3学期が始まりました。学校林では冬休み期間もセンサーカメラが動物を狙っていました。データを回収したところ、やはり冬になって寒いのか、撮影数は秋より確実に少なくなっていました。

 そんな中、今回はテンの写真がいつもより多めに撮影されました。テンはあまり有名な動物ではありませんが、里山ならどこにでもいるようなイタチの仲間です。ふつうのイタチ(ニホンイタチ、チョウセンイタチ)が河川の近くなどの水場でよく見られるのに比べ、テンは森林でよく見られます。よって、学校林ではイタチよりもテンの方が多く撮影されますね。

 テンの体色は季節による変化や個体差が大きく、黄色っぽいもの、茶色っぽいもの、顔も黒くなったり、白くなったり、実に多様です。ふさふさの毛皮は高級品であり、さわり心地が最高で、首巻きに使われたりするみたいです。

 日本にいるイタチの仲間にはアナグマもいます。アナグマは学校林でもよく見られますが、冬ごもりをするのため、春から秋にしか撮影されません。ところが、最近は12月になっても撮影されており、今回はついに年末に撮影されました。アナグマは冬ごもり中でも、暖かい日には外に出て水を飲んだりします。このまま温暖化が進むと、冬でも見られる動物になっていくかも知れませんね。