網野学舎

 4月のクイーンズカップを経て、7月下旬からギリシャで開催されるU17世界レスリング選手権大会の女子65kg級に、日本代表として出場をするレスリング部の大川さんに、大会の決意や今後の思いを聞きました。

大川光紀さん(1年1組・土浦市立土浦第五中学校)
 私がレスリングを始めたのは幼稚園の年中の時、経験者であった母に連れられて道場に行きました。中学1年生の時にようやく念願の全国優勝をすることができたものの、その後は今も私のライバルである選手にことごとく負けてしまい、2位止まりでした。
 私はやるからには常に全国優勝をしたいと思いました。地元の監督の薦めもあり、中学3年生の時に網野学舎で練習を体験しました。本当にここの練習に三年間ついて行けるのか、親元を離れて一人でできるのかという不安もありましたが、厳しい環境に身を置いて強くなりたいと感じ、網野学舎に入学することを決めました。
 入学して間もないクイーンズカップでは、またもやライバルの子に決勝で敗れてしまいました。様々な事情で、準優勝である私が世界選手権の権利を頂いたのですが、やはり表彰台の真ん中に立ってから世界に行きたかったので、正直悔しく複雑な気持ちでした。
 私は世界で戦うにはまだまだ力不足だと感じていますが、今自分が持っている力をすべて出し切りたいです。また、貴重な経験なのでたくさんのことを吸収していきたいです。
 今年は10月に行われる女子オープン、そして高校三年間ではインターハイで優勝を目指します。やる限りは最後まで頂点を目指します。私には力も技もスピードも、これだと誇れるものはまだありません。三年間で自分の"武器"を見つけて、それをとことん磨いていきたいです。

...今夏のU17世界レスリング選手権大会にはこの大川さんと、男子フリースタイル48kg級に牛窓さんと、本校の二人が日本代表として出場します。二人とも初めてとなる世界の壁に堂々と挑んでください。日本から声援を送っています。
              (取材・文 安達卓能)


 
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