網野学舎

 5月30日から6月1日にかけて たけびしスタジアム京都 において第78回京都府高等学校陸上競技対校選手権大会が行われました。高校最後のレースを自己ベストの更新で見事に飾った2名の陸上競技部の3年生に話を聞きました。

A.Nさん(3年2組・女子・弥栄中)
 私は小学3年生からこれまで約10年間陸上競技を続けてきました。走ることが好きな私はもっと自分を高めたいと思い、高校に進学しても長距離走を続けました。
 この大会では、これまでの辛い練習を乗り越えてこられた自分の努力を信じ、最後は笑って終わりたいと思い全力で走り切ろうと臨みました。そして最後の、私にとってはメインの3000m走では、これまで私を支えてくださった方達に感謝の思いを示したいと思って走りました。そして自分の全てをぶつけて自己ベストを更新することができました。走り切った後、応援してくれたみんなの喜ぶ笑顔を前に、思いが溢れて涙が出ました。
 三年間、苦しい練習も励まし合いながら一緒に乗り越えてきた大好きな仲間、そして最後まで傍で見守りアドバイスをくださった顧問の先生には本当に感謝しかありません。
 私の夢は"人の命を救う仕事"に就くことです。部活動では体調管理の大切さや仲間の体調の変化に気づく力が身につきました。また、あきらめずに続けてきた努力、集中力、精神力、培ってきた体力は自分の財産です。これらを生かして頑張っていきたいです。

Y.Hさん(3年1組・男子・久美浜中)
 私は小学5年生から地元の陸上教室に入りました。自分の走りをさらにレベルアップさせたいと思い、中学、高校と陸上競技を続けてきました。
 最後の大会は周りとのレベルの違いを感じ、緊張や不安がありました。それでも最後は自分との闘い、自己ベストを出して終わろうとレースに臨みました。
 レースでは課題をどう改善して自己ベストにつなげるかイメージをして走りました。400mではベストには届かなかったものの走りとしては悪くありませんでした。気持ちを切り替えて臨んだ最後の100mでは自己ベストを更新することができてとても嬉しかったです。
 高校三年間の練習はとてもきつかったですが、練習を終えた後の達成感や仲間との会話はとても楽しかったです。また、顧問の先生は普段から話を聞いてくれたりアドバイスをくださったりといつも私をサポートしてくださいました。本当に感謝しています。
 私は陸上競技を通して、自ら進んでしんどいことに挑戦をし努力をすることの大切さを学びました。将来社会に出てもこの経験を糧に忍耐強く頑張っていきたいです。

...努力と経験は積んだ分だけあなたの財産になります。引退になる3年生の皆さん、本当にお疲れ様でした。
              (取材・文 安達卓能)

 
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