網野学舎

 2月1日・2日に第52回美術書道作品展(美書展)を開催しました。すばらしい作品や演奏を届けてくれた4名の文化系部活動のメンバーに話を聞きました。

〔美術部〕
【2年2組・女子】 U.S さん
「私は昨年の10月頃から今回の油絵に取りかかりました。直前までかかって何とか出品することができました。私は特に色の表現に力を入れました。顧問の先生から"色づかい"を褒めていただき、とてもうれしかったです。当日は多くの方が私の作品に足を留めて見てくださいました。嬉しさと心地よい緊張感の中、無事に美書展を終えることができました。次回取りかかる作品は、より自分の内面がうまく引き出せるように、これからも賑やかな部員達と一緒に仲良く頑張っていきます。」

〔吹奏楽部〕
【2年2組・女子】 T.A さん
「私は部員と、顧問の先生と、そしてソロでの演奏と、二日間で数多くの曲目を演奏しました。兼部しているESSでも美書展に出展をしていたので、準備を含めて両立を図ることが難しかったです。しかし、演奏が終わった後に『素敵な音楽をありがとう』と声を掛けていただき本当に嬉しかったです。私は中学生の時に鑑賞した美書展での先輩のサックスの音色に心が動かされて、この丹後緑風高校を選びました。これからは逆に、私のサックスで"多くの人の心を動かす音色"を届けていきたいです。」

〔書道部〕
【1年2組・女子】 Y.R さん
「幼なじみの二人で"闘志"の2文字を大きな筆を使って共同制作しました。難しい挑戦でしたが、コミュニケーションをとって心を合わせて制作に向かうと、日を追うごとに"形"になっていくのを実感しました。私は『闘』の字を担当しました。"字の流れを途切れさせない"こと、"一体感を出す"こと、"力強く書く"ことを意識しました。『迫力があってかっこよかった』と嬉しい感想も頂きました。たくさんの方に私達の作品を見ていただいただけでなく、人を感動させられる作品を書くことができて本当に嬉しかったです。」

〔書道部〕
【1年3組・女子】 S.M さん
「私は闘志の『志』を担当しました。共同制作は一人で書くのとは違った楽しさがあり、お互いに刺激し合いながら納得いくまで真剣に書に向かいました。私は、字が左右対称にならないことを特に意識しました。直前の1月に行われた商業の検定試験と日程が重なり、忙しい中での制作でしたが、完成した作品が想像以上の出来映えだったのでとても良かったです。多くの方が、作品の大きさや迫力を感じてくださり、『かっこいい』とか『すごい』と好評をくださいました。これからもたくさんの書を楽しく書いていきたいです。」

..."受けた感動は、感動で返す"。今年は一段と寒い冬となりましたが、美書展は今年も人々の心を温かい感動で包んでくれました。
              (取材・文 安達卓能)

 
Copyright (C) 京都府立丹後緑風高等学校 All Rights Reserved.