網野学舎

一人一人がクラスを支える...そんな理想のクラスに。

 初めての文化祭で、参加型展示に取り組んだ1年生の各クラスの実行委員に、出来映えや感想を聞きました。

横嶋謙心さん(1年1組・網野中)
 コロナ禍で地域の祭がなかなかできない状況だったので、展示のコンセプトは「祭を楽しもう」に決めました。協力して調べ物をしたりアンケートを取ったりする中で、普段なかなか話さないメンバーともコミュニケーションをとりながらみんなで協力して準備や作業にあたることができました。私はリーダーとして、このいい雰囲気の中でいい作品ができればいいなと思いながらみんなの姿を見ていました。展示では特に「鳥居」の出来映えが良く、全体的に好評でした。次の体育祭でもさらに協力し合って、みんなで何でも話し合える仲のいいクラスを作っていきたいです。

今西樹奈さん(1年2組・弥栄中)
 私達の展示はクイズラリーとお化け屋敷を組み合わせた体験型の作品で、昼の部屋と夜の部屋とに分けて作りました。取組中はいいものを作ろうとするあまり、言い合いになったり意見がまとまらなかったこともありましたが、最後はクラスが一丸となって完成させることができました。2組の一人一人がこのクラスを支えようとしていて、とてもいいクラスだと感じました。思っていた以上の出来映えで、参加者からも面白かったと言っていただき本当に嬉しかったです。リーダーとして、みんなの意見をまとめる大変さや計画を立てる難しさを学びました。この経験を今後に活かしていきたいです。

大垣柚斗さん(1年3組・弥栄中)
 テーマは呪いの館を脱出するというゲーム性のあるもので、教室を暗くして不気味な雰囲気を演出しました。はじめは女子が率先して頑張ってくれていたのに、男子がなかなか動かずに迷惑をかけていました。それでも少しずつ協力的になり、最後はみんな仲良く取り組んでいました。私はリーダーとして、班やメンバーに目標を持ってもらいながら役割を振り分けていきました。飾り付けにもこだわり、完成したときにはいいものができたと感じました。当日の反応は上々で、3組のメンバーは満足そうな表情でした。次の体育祭でもクラスのために動き、みんなでいい思い出を作っていきたいです。

...昨年度は中止、初めての文化祭、新たな取組である参加型展示。手本も伝聞もない、まったくの0から作品を作り上げた1年生は見事に文化祭を成功させました。これからも様々な取組を通して、皆さんの手で「理想のクラス」を作っていってほしいと願っています。
                                                 

(取材・文 安達卓能)

 
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