網野学舎

小さなきっかけと、ほんの少しの勇気
 11月7日(日)、京丹後市が主催する「京丹後発!ICT×地方創生甲子園」に企画経営科の2年生が出場しプレゼンテーションを行いました。そこで今回はチームのリーダーとして奮闘した坂本さんにインタビューをしました。
坂本裕亜さん(2年3組・網野中)
 私は、中学生までは「人前に出て話しをすること」なんてあり得ない、というほど大の苦手でした。でも、心のどこかで「克服したい」という気持ちはいつもありました。企画経営科はプレゼンテーションに盛んに取り組んでいることを知り、この性格を変えることができるのはここかもしれないと思い入学しました。入学後は様々な機会を頂いて、自分の苦手な発表や話し合いに少しずつ挑戦をしました。2年生になり、リフレッシュリサーチの授業が始まったときに、先生に調査研究や発表などでみんなを率いるチームのリーダーになってみないかと誘われました。まだ自信も勇気もなく、不安しかありませんでしたが、入学当初の「変わりたい」という気持ちを思い返して、勇気を絞り出して引き受けることにしました。
 私達は、京丹後市の観光業の活性化を進める取組として、「京丹後マップアプリ」の資料作成や発表練習を重ねていきました。当日の発表は様々なトラブルに見舞われて、私達は入賞までには至りませんでしたが、半年以上かけて準備をしてきた内容を堂々と発表出来たと思います。家族に大会のことを報告すると、引っ込み思案の私がここまでできるよになったことに驚きと喜びを隠しきれない様子でした。
 私は将来子どもに携わるような職に就きたいと考えています。高校生活はまだ折り返し地点です。まだまだ残っている自分の苦手なことを、企画経営科での様々な取組で克服できるように、これからも少しずつですが挑戦をしていきます。
...小さなきっかけと、ほんの少しの勇気があれば、人はここまで変わることができるということを、坂本さんは証明してみせました。これからも挑戦を重ねていくことで自分をさらに輝かせ、自身の夢をぜひ掴み取ってください!
(取材・文 安達卓能)
 
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