網野学舎

爽やかな"緑の風"のように。
 11月6日(土)に行われた京都府高等学校新体操新人選手権大会の個人競技に出場した体操部女子の1年生3人にインタビューをしました。
滝上妃さん(1年2組・峰山中)
 大会に向けて、自分のことだけでなく、メンバーの演技に励ましの声をたくさん送ったり、演技の動画を撮ってあげたりと、みんなで助け合って練習を進めていきました。府大会は、周りのすごい演技を目の前にして自信を失いそうになりました。それでもフロアに入ると「自分の演技をするだけだ」と開き直り、両丹予選で失敗した演技をすべて成功させ、自分の思う満足のいく演技で終わることができました。成績は残念な結果でしたが、この大会から多くのことを学ぶことができ、いい刺激になりました。この経験を今後に活かして、個人演技をもっと磨いていきたいです。そのために冬のうちに、基礎となる土台を築いていく練習にしっかりと励んでいきます。
濵岡千幸さん(1年2組・網野中)
 普段の練習は柔軟体操やステップ練習、演技構成などを部のメンバーと話し合って、和気あいあいとした雰囲気で行っています。高校からの初心者も本当に飲み込みが早いです。私は下を向いて演技をしてしまう癖があり、観る人に暗い印象を与えることがありました。大会前は先生に指導を仰ぎながら、上を向き表現力を上げる練習に取り組みました。両丹大会は私にとって初めての試合で、緊張でうまく演技ができませんでした。しかし、府大会のフロアはとても大きく、私自身吹っ切れてのびのびと楽しく演技をすることができました。結果はともかく、今までで一番いい演技だったと思います。これからも、多くの人に笑顔を届けられるような演技ができるよう頑張っていきます。
上林柚月さん(1年2組・大宮中)
 私は小学生から始めた新体操と中学生から始めたソフトテニスを、高校に入ってからも両立して続けています。今回の大会に向けては、新体操で使う手具を様々な格好で掴む大技の練習に励みました。元々肩が固いので、表現力を出すために集中的に体をほぐして練習に臨みました。緊張で固くなった両丹大会での失敗を受けとめ、府大会までの二週間を修正にあてました。本番は逆に、大きな会場で演技することができたという喜びから、自分自身楽しむことができたと思います。今後は課題である体幹や筋力を鍛えて、さらに楽しく演技をしていきたいです。
...幼少期から同じ体操クラブで切磋琢磨し、互いを認め合ってきた仲良し3人組。取材はまるで爽やかな"緑の風"にあたっているような心地よい時間でした。
(取材・文 安達卓能)

 
Copyright (C) 京都府立丹後緑風高等学校 All Rights Reserved.