網野学舎

心・技・体を鍛えて舞いに舞え!

 10月30日(土)に開催された令和3年度京都府高等学校新体操新人選手権大会の個人競技において、本校では7年振りの優勝に輝いた男子体操部の谷口さんに、喜びと次なる大会への抱負を伺いました!

谷口央弥さん(1年2組・網野中)
 小学校5年生の冬に体験入部したちびっこ体操で、体操の面白さ、演技を見てもらうことの嬉しさを感じたことが体操を本格的にやってみようと思ったきっかけでした。中学校2年生には、全国大会に出場するまでに上達することができました。
 元々は個人競技が専門だったので、鏡の前で自分と向き合い、自分の技を確認しながら一人で練習をしてきました。しかし、高校入学後は先輩方と団体を組み、インターハイにまで連れていっていただきました。今までにない大変貴重な体験をする中で、さらに自信をつけることができました。
 今回の京都選抜は、緊張はなかったつもりでしたが、第一種目の得意のスティック演技で、まさかと思うような初めてのミスをしてしまい、焦りからのスタートでした。それでも、自分の持ち味である「動き」や「表現」はしっかりと見せることができました。インターバルでは最後のクラブ演技に向けてベストを尽くせるように、技を確認しながら、「あとはやるだけだ」と、気持ちを切り替えて準備しました。失敗を恐れず、余計なことを考えず、持てる力を出し切ろうと本番では演技に集中しました。その結果、自分が求めていた「ノーミス」の演技で締めくくることができました。
 結果は二種目とも1位で優勝することが出来ました。ホッとしたのはもちろん、私はこれでようやく「全国」へのスタートラインに立つことが出来た。いよいよこれからだと、すぐに気を引き締めました。
 私の目標は、3月に行われる全国選抜大会で6位以内に入って、来年11月の全日本選手権の舞台で演技をすることです。今の私の力ではまだまだ厳しいと感じています。これからも練習を重ねて、「自分の良さ」をもっと出せるように、技術や技量をさらに高めていきます。

...謙虚の中に王者の風格さえ漂わせていた1年生の谷口さん。「心・技・体」をますます鍛えて、「全国」の舞台で舞いに舞え!
(取材・文 安達卓能)

 
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