網野学舎

自身の「最大値」をさらに引き上げる滑りを!

 1月4日(月)から6日(水)まで、野沢温泉スキー場において実施された、京都府スキー選手権及びスキーインターハイ京都府予選で見事な成績を収めたスキー同好会のお二人に喜びと今後の決意を聞きました!

髙屋量太さん(3年3組・網野中)
 私は物心がついたときにはもうスキーを滑っていました。競技スキーは小学1年生から始め、全国大会には小学6年生からこれまで毎年出場してきました。競技としてのスキーは勝負が分かれるので、ときには辛く感じることもありますが、スキー自体はとても楽しいです。
 私はこの大会のために、大会の2週間前から現地に入って合宿に参加して滑り込みました。現地には日本各地からスキーヤーが集うのですが、例年と違うこのコロナ禍の中では、大会側も、そして私自身も感染症対策を万全にして練習や試合に臨みました。
 大会1日目は中学生から社会人まで出場する京都府の選手権で、2日目と3日目がインターハイ出場を賭けた高校生だけの京都府予選でした。私はスラロームを得意としています。スラロームは、アルペン競技の中ではスピードはそこまで出ませんが、最もターンが細かく、より高い技術力が求められるところに魅力を感じています。結果、スラロームは1日目と3日目の両方で優勝することができました。自分の滑りにはまだまだ納得はしていませんが、これが現時点での自分の『最大値』だったのだと捉えています。
 来たる2月のインターハイ本番では、この最大値をもっともっと引き上げていけるように技術をさらに磨いていきます。
 【第63回京都府スキー選手権大会】
  男子スラローム 優勝
 【第73回京都府高等学校スキー大会兼第70回全国高等学校スキー大会京都府予選会】
  男子スラローム 優勝 ・ ジャイアントスラローム 5位

松尾希里さん(1年2組・網野中)
 私も小さい頃からスキー板をはいてゲレンデに出ていました。競技スキーはうまくいかないと悔しくて辛くなることもありますが、エンジョイスキーは大好きです。
 今大会は私にとって高校初めての大会でした。高校生になるとスキー板の規格が変わるなど、これまでよりも条件が難しくなった上に、私は本番前に実質2日しか練習することができず、ぶっつけ本番のような形で試合に臨むという状況でした。とにかく短い練習期間、まずは板に慣れることに必死でした。
 大会は2日目の、どちらかというとまだ自信があったジャイアントスラロームから参戦しました。2本滑って合計タイムで競うのですが、1本目で失敗すると2本目に進めないという緊張感から、私は最後まで大胆に攻める滑りができず、結果6位に終わってしまいました。それでも経験の少ない3日目のスラロームでは、ポールを倒しながら攻める滑りに挑戦し、5位で完走することができました。
 次のインターハイがどうなるのかはまだわかりませんが、もし出場できるとなれば、会場でポール練習をたくさん重ねて、試合では少しでも上位に食い込んでいけるような滑りを見せたいです。
 【第73回京都府高等学校スキー大会兼第70回全国高等学校スキー大会京都府予選会】
  女子スラローム 5位 ・ ジャイアントスラローム 6位

...これからも「攻めの滑り」で、次なる自身の「最大値」を目指すスキー同好会の二人でした。

(文 安達卓能)

 
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