網野学舎
9月30日(水)に体育祭が実施されました。様々な困難を乗り越えて、体育祭を成功に導いた体育委員長の小森咲希さん(3年3組・網野中)に話しを聞きました。
「私は昔から体を動かすことが好きな方でした。そこで、きっと自分が心から楽しんでできると感じた体育委員長に挑戦しようと思いました。
しかし、新型コロナウィルスの影響で、6月の球技大会が学年別という形で実施されることになり、体育委員長としての仕事が1つ減ってしまいました。それでも、大会自体は実施できたので『思い出』がなくならずにホッとしました。ですから、文化祭や体育祭が新しい生活様式の下で実施されると決定したときには、私は飛び上がりそうなほど嬉しかったです。体育祭を行うにあたって、委員会を数回にわたって開きました。出来上がった体育祭プログラムを手にしたときは『いよいよ始まるんだ!』と心がウキウキするのを感じました。
体育祭では、委員長としてAMIKO体操を全校生徒に向かって壇上で左右逆の振り付けで行う『鏡バージョン』に挑戦しました。これが意外と難しく、練習でも苦労しましたし、本番の緊張はなかったものの狭い壇上で行うので失敗しないかと少し不安でした。それでも体操部で鍛えたバランス感覚で本番はしっかりと踊りきることができました。競技については、例年とは違う種目やプログラムで行われ、また時折雨も降ってきましたが、例年以上に生徒や保護者の熱が入った応援が見られました。きっと、みんな体育祭が無事に実施できて、心の底から嬉しかったんだと思います。
私は卒業後、ホテル業務全般を学ぶ専門学校に進学する予定です。現在は、新型コロナウィルスの影響やAI技術の進歩で業界全体が厳しい状況にあるかもしれません。しかし、高校時代に得た経験を生かして、コミュニケーション能力やとっさの対応力、そして語学力をさらに磨いて、その場所になくてはならない『必要とされる人材』となって、ホテル業界で活躍していきたいです。」
...「船」は「強風」であればあるほど、大きく帆を張ることで力強く進みます。試練や困難だって、立ち向かうことでその人のエネルギーや経験値に生まれ変わります。3年生の皆さん、いよいよ進路実現に向かって前進、前進!
(文 安達卓能)