5月23日(金)、王立プノンペン大学人文社会科学部客員講師 間々田 和彦 先生によるカンボジアについてのオンライン特別講義があり、国際交流委員と有志生徒が参加しました。参加生徒がその様子をまとめてくれました。今後は、現地の学生との交流も計画しています。
『 講義を聞くまで、カンボジアに対して「発展途上国」という漠然としたイメージしか持っていませんでした。しかし、現地の教育制度や観光業、若者の状況など多面的に学ぶことで、そのイメージが大きく変わりました。特に、小学校から退学や留年制度があること、学力の差で進学が難しくなることに驚きました。今後の交流では、こうした知識をもとに、より深い関わりを持ちたいと思いました。』
『 カンボジアでは義務教育であっても、多くの子どもたちが小学校や中学校で退学してしまうことを知り、大きな衝撃を受けました。都市部では教育の質が高い一方、農村部では学び続ける環境が整っていないという格差の存在にも驚きました。日本で当たり前のように学校に通える自分の立場を改めて見直すとともに、「学べることのありがたさ」について深く考えるきっかけになりました。』
『 カンボジアでは貧困により栄養不足となり、子どもの髪の色が薄くなるほど深刻な状況もあると知りました。また、支援が一時的に行われて終わってしまうのではなく、継続的な支援が必要だという話に共感しました。日本を含め、先進国がどう関わっていくべきか、自分たちにできることは何かを考える貴重な機会となりました。』
『 講義の中では、先生のユーモアを交えた「金とコネの国」などの発言もあり、リアルで率直な現地の姿に触れることができました。また、英語力の高いカンボジアの学生の話を聞いて、「実際に話してみたい」「英語で交流してみたい」という気持ちが強くなりました。現地の若者と直接話し、お互いの国について学び合える機会があれば、ぜひ参加したいです。』