SAGANO BLOG

 「京・平安文化論」ラボでは、文学研究はもとより、若者の古典離れを課題とし、それをくいとめるためにはどうすればよいかを探究しています。その活動の一環として企画・運営したのが、『源氏物語』ゆかりの地を訪ね歩く「ちゅう源氏と巡る 源氏物語 京都スタンプラリー」です。参加者の方に、下鴨神社や上賀茂神社、野宮神社や東寺など京都市内全12ヶ所の寺社を巡っていただきます。また、『源氏物語』の登場人物をイメージした和菓子を私たちがデザインし、地元企業様にご協力いただいて販売するなど、古典に親しみ、その魅力を伝える様々な取組をしています。

 『源氏物語』を読み進めていく中で私たちが感じたこと。それは、平安時代の人々と現代の人々は似ているということです。貴族の恋愛が物語の軸にありながら、登場人物が抱く苦悩や喜びの感情は、令和を生きる私たちにも通じるものがあります。この魅力を、今後も若い世代へ発信し続けていきたいと思います。

 私たちの企画の中でも「ちゅう源氏と巡る 源氏物語 京都スタンプラリー」は、毎年多くの方々にご参加いただいています。今年度も10月28日(土)、29日(日)、11月3日(金・祝)4日(土)5日(日)に実施する予定です。英語版のホームページもあります。地元京都の方をはじめ、海外からのお客さまにも楽しんでいただけるように準備しています。皆様にご参加いただくことを、「京・平安文化論」ラボ一同、心よりお待ちしております!

 
 
Copyright (C) 京都府立嵯峨野高等学校 All Rights Reserved.