

原産地は中国や東南アジアで、本州、四国、九州に生息しているのは外来種です。
名前にウナギとありますが、まったくの別種です。(ウナギ:ウナギ目 ウナギ科)
全長は60㎝前後、大きなものでは80㎝に達します。
夜行性で、肉食です。
田んぼの用水路等の、淀みがあり、泥がある場所に多く生息しています。
飼育しているタウナギは、2018年8月に奈良県からやってきました。

そしてこの姿形から、川釣りをする人からは「川のエイリアン」と呼ばれたりしています。

タウナギの最大の特徴は、空気呼吸をすることです。
鰓(えら)はほとんど退化し、鰓蓋はありません。
このため、主に空気呼吸と皮膚呼吸を行っています。

水面から吻端を出し、呼吸をしているところです。


理由は田んぼの畔に穴をあけ、水を抜いてしまうことがあるからです。
また食欲が旺盛で、周辺の生物を食べ尽くすこともあり、生物多様性の妨げになっています。
現在分布域を広げており、警戒が必要な生物です。
しかし、沖縄地方に生息するタウナギは在来種です。
独自の進化を遂げた日本固有種で、絶滅危惧種に指定されています。