3月18日(金)に3学期終業式を行いました。新型コロナウィルスの影響により、Zoomを活用して実施しました。

 井上校長は式辞の中で、「ウクライナ侵攻や新型コロナウイルス感染など、地球の片隅で起こっていることであっても、直接私たちに関わってきています。自分事として捉えるのはなかなか難しいことですが、それができるように心がけていくことが大切だと思います。」と述べました。

 その後、教務部長と生徒指導部長からの講話がありました。

 
 
 
 
 

 3月1日(火)、第13回卒業証書授与式を行い、城南菱創高校第13期生236名を送り出しました。

 井上校長は、式辞で、「新型コロナの感染が始まってからの2年間、君たちの高校生活は言葉では言い尽くせない過酷なものとなってしまいました。誰も経験したことがない未曾有の事態ですが、君たちはそれと向き合い、力強く、時にはしなやかに乗り越えようとしています。君たちの対応力は私たちの想像を上回るものでした。この間蓄えた力を発揮するときはきっとくるはずです。」と述べました。そして、「卒業生一人一人に前途洋々たる未来が開け、それぞれの世界で活躍してくれることを心から祈念いたしまして、私の式辞とします。」と締めくくりました。

 在校生送辞と卒業生答辞の後、保護者、教職員の盛大な拍手に送られて閉式となりました。

 

 
 
 
 
 

令和4年2月21日(月)、1年生こだわり学において、ポスターセッションを行いました。

1年生こだわり学では、「マイプロジェクト」と称して、自分の関心事についての課題の発見や、探究の過程で見つけた問いを深めるなどの活動を行ってきました。2学期末に中間発表を行い、今回は今年度の学びの総まとめとして最終発表を行いました。

中間発表同様に、地域の大学の先生や、京都大学の学生さんをアドバイザーとして招待し、ZOOMで発表に対して質問やコメントをしてもらいました。

アドバイザーの方々から、「中間発表でのアドバイスを活かして、さらに深めることができていた。これで終わりにすることなく、是非今後も各自のテーマを探究していってほしい。」との講評をもらいました。



 
 
 
 
 

  教養科学科人文・社会科学系統では、GSP(グローカル・スタディーズ・プログラム)の一環として「文学探究」という授業を開講しています。「文学探究」は、宇治という地域に目を向け、そこから広く文学や世界に視野を広げることがねらいです。そのために、オリジナルテキストを活用し、文学における「宇治」を学び、フィールドワークを通して宇治のすばらしさを知り、「特別講義」で本物を学ぶ取組を行っております。

「特別講義」 ~香りに学ぶ~

 2月1日 (火)、株式会社松栄堂  畑 正高氏をお招きし、京都の文化である香道について学ぶ授業を実施しました。宇治を詠んだ和歌などの古文や古典文学に出てくる「お香」について学び、本物のお香に触れることにより古典文学の世界をイメージし、より深く鑑賞できる力をつける取り組みとなりました。

 講演では、平安朝文学作品「源氏物語」の記述を引用しながら、香道の歴史と王朝文化を解説していただきました。その後、お香作りの実習を行いました。光源氏の衣に焚き込められた香を、生徒はそれぞれに想像していました。香の役割や効果について学習しました。

 
 
 
 
 

1月29日(土)、令和3年度グローバルネットワーク京都交流会が行われました。

新型コロナウイルス感染対策のため、急遽オンラインでの実施となりましたが、本校からは、教養科学科2年生1名、教養科学科1年生3名が参加しました。

2年生は総合的な探究の時間の「ゼミ活動」での探究成果を、スライドを用いたプレゼンテーションで発表しました。

1年生は同じく総合的な探究の時間の「こだわり学」での探究成果をポスター形式で発表しました。

全体のテーマが「持続可能な国際社会への展望」と設定されており、2年生は「Racial Discrimination」、1年生は「パンダを絶滅から救う」「仕事におけるAIとの共生」というサブテーマでの発表でした。

他校の生徒の発表に刺激を受けると同時に、有識者から発表に対するフィードバックを受けることができました。

 
 
 
 
 

1月22日(土)、教養科学科1年生16名が、京都府教育委員会後援の探究学習交流会の「MY PROJECT京都summit」に参加しました。これまでの探究の成果と課題をポスター形式で発表し、オンラインで他校の生徒や大学教授などの識者の方からコメントやアドバイスをもらいました。

 
 
 
 
 

令和4年1月15日、1年生の希望生徒102名を対象にイングリッシュキャンプを行いました。

24名のAETの先生が来校し、小グループに分かれて活動しました。

生徒たちはグループでのゲームやアクティビティを通して、コミュニケーションの基礎となるCRQ(Check, Reaction, Question)や英語での自己表現の練習をしました。

開会式から閉会式まで、絶え間なく英語を使う一日でしたが、英語が得意な生徒はもちろん、英語に自信がない生徒もAETの助けを借りて、最後まで英語での会話を楽しんで過ごすことができました。

事後アンケートでは「楽しかった」「またやりたい」といった声が多数あり、イングリッシュキャンプを通して、多くの生徒が英会話に対してポジティブな印象を持つことができました。

 
 
 

令和4年1月14日(金)、3年生へ向けて共通テスト激励会を行いました。

井上校長は「会場に入ったときに、ぜひその部屋全体を見渡してください。ずいぶん気持ちが落ち着き、普段の自分と変わらないことを確認できると思います。」とアドバイスをされていました。

また、進路指導部長の山添先生、学年部長の児玉先生より応援のメッセージがありました。

「緊張は誰しもがするものです。いつも通りの自分で臨めば、最も力を発揮できるはずです。

悔いのないように、これまでの頑張りを出し切りましょう。」

 
 
 
 

令和4年1月11日(火)、3学期の始業式を行いました。

井上校長は式辞において、剣道の段位取得の経験を引き合いに、「剣道や茶道など『道』に代表されるような日本の伝統にも関心や接点を持ってほしい。」と話しました。「1,2年生は新年度に向けて、3年生は受験に向けて、次の一歩を踏み出すための3学期にしてほしい。」と式辞を締めくくりました。

始業式の後には、生徒指導部長の末常先生と進路指導部長の山添先生より講話がありました。

 
 
 
 
 

令和3年12月20日(月)、2学期の終業式を行いました。

井上校長は式辞において、「矜持」という言葉を次のように紹介しました。

『この言葉は、ドラマ「日本沈没」で登場しました。地殻変動によって国土が沈没することが確かになり、日本人の移住先を探すために世界中の国々と交渉します。

中国の長老の「日本人は引き受けよう。では、日本人は中国に来て中国人になれるのか?」という問いに対して、日本の政府の高官は「それはできない。日本人としての矜持だ。」と答えました。

「日本が沈没するので、中国に住むことになるけれども、日本人のまま生き続けたい。」という意味です。

矜持という言葉はもともと誇りやプライドという意味ですが、ドラマで使われた意味でもう少し深く捉えると、自分自身で定めた生き方に対して誇りをもつこと、周囲に流されることなく自分の正義を守ることであったりするのかもしれません。1年の終わりの時期を迎え、自分にとっての矜持は何か、いろんな場面で考え、自分の矜持を大切にできるようにしてもらえたらと思います。』