11月14日(火)、教養科学科2年自然科学系統46名が、京都大学宇治キャンパスを訪れ、最初に、本校の学術顧問の阿久津達也教授から、「バイオインフォマティクス(バイオ情報学)について」という演題で御講演をいただきました。生命の設計図である「DNA」について、その塩基配列の解析方法やコンピュータで処理する際の工夫について解説してくださいました。
次に生体触媒化学研究領域、レーザー物質科学研究領域、錯体触媒変換化学研究領域の各研究室を見学しました。実際の研究の様子を体験し、疑問に感じたことや分かりにくかったことなどを、大学の先生や研究室の学生たちに質問していました。最後にスーパーコンピュータの見学をしました。
GSP 高大連携授業「理数化学」
教養科学科では、1年次から目的・進路意識を高め、探究心や創造力を培うため、大学や研究機関との連携授業を通して様々な取組を行います。
そして専門性を高める機会を充実すべく、グローカル・スタディーズ・プログラム(GSP)として系統的に位置づけています。
自然科学や科学技術に対する興味・関心を高め、科学的・数学的な思考力や物事を論理的に考察・分析する能力を錬磨し、より専門性を高める機会と捉えています。
教養科学科2年次生の取組として、10月31日(火)、大阪公立大学の八木繁幸教授を講師にお迎えして、「化学発光から化学を学ぶ」という授業を実施しました。
内容は、炎色反応の実験とルミノール反応の実験、さらにルミノール反応の実験を元に警察の鑑識官になったつもりで、血液のしみこんだハンカチを探し出すというものでした。最後に、ウミホタルの発光現象の実験も行いました。
10月5日に京都新聞社主催の「日本人の忘れもの知恵会議対談シリーズ」の公開収録があり、教養科学科2年生が聴講参加しました。
『未来へ受け継ぐ』をテーマに、教育者・空間人類学者のウスビ・サコさんと映画監督の馬杉雅喜さんが、地域の活性化と映像の力をテーマに対談されました。
日常や学校生活ではめったにない機会とあって、生徒たちは御二人の話に耳を傾け、対談後には感じたことや疑問を投げかけていました。
生徒たちにとって、未来社会に必要なことや明日を生きるヒントを探るきっかけになったのではないかと思います。
対談の記事は、10月26日発行 京都新聞 朝刊 第9面に掲載されております。
また、ウェブサイトにも掲載されておりますのでご覧ください。
https://pr.kyoto-np.jp/campaign/nwc_wise/conversation/conv_2310.html