3月15日(月)、教養科学科1年次生(自然科学系統選択者)44名が、SPring8(大型放射光施設)を訪れました。最初に、担当者から、「SPring8について」という演題で講演をいただき、次にSPring8とSACLAを見学しました。実際の研究の様子を体験し、疑問に感じたことや分かりにくかったことなどを、担当者に質問していました。最後に、理化学研究所の方から「研究者について」という演題で講演をいただきました。
昼食後、兵庫県立西はりま天文台に移動し、担当の方から天文台について説明していただき、次に3グループに分かれて、交代で「なゆた望遠鏡」の見学、分光器の製作、「宇宙誕生と恒星の進化」の講義を受けました。講義の中で、疑問に感じたことや分かりにくかったことなどを、熱心に担当者に質問していました。
教養科学科人文・社会科学系統では、GSP(グローカル・スタディーズ・プログラム)の一環として「文学探究」という授業を開講しています。「文学探究」は、宇治という地域に目を向け、そこから広く文学や世界に視野を広げることがねらいです。そのために、オリジナルテキストを活用し、文学における「宇治」を学び、フィールドワークを通して宇治のすばらしさを知り、「特別講義」で本物を学ぶ取組を行っております。
「特別講義」 ~香りに学ぶ~
3月10日 (水)、株式会社松栄堂 畑 正高氏をお招きし、京都の文化である香道について学ぶ授業を実施しました。宇治を詠んだ和歌などの古文や古典文学に出てくる「お香」について学び、本物のお香に触れることにより古典文学の世界をイメージし、より深く鑑賞できる力をつける取組となりました。
講演では、平安朝文学作品「源氏物語」の記述を引用しながら、香道の歴史と王朝文化を解説していただきました。香の役割や効果についても学習した後、お香作りの実習を行いました。自分の好きなタブレット混ぜてオリジナルのお香を作りました。光源氏の衣に焚き込められた香を、生徒はそれぞれに想像していました。
第12回城南菱創高校芸術展の実施を予定していますが、新型コロナウイルス感染防止の観点から、安全を確保しつつ内容や形態等を大幅に変更し計画をしています。現在、ビデオ発表や作品展示などの内容を進めているところです。
つきましては、例年、多くの皆様にお子様の発表や展示を御覧いただいておりますが、今年度は在校生のみの実施とし、皆様による参観を中止とさせていただきます。ご理解、ご協力をよろしくお願いします。
令和2年12月25日(金)、2学期の終業式を行いました。
新型コロナウイルス感染症対策として、放送による式となりました。
井上校長は式辞において、「挨拶」の語源とその意味について話されました。
「実はこの挨拶という言葉はもともと一挨一拶という言葉からきています。(中略)この言葉のもともとの意味は仏教の修行をしている僧が、相手の僧の力量、相手がどれだけ修行を積んでいるのかを計る時に用いる行動を表します。こちらから質問する、相手はそれに応える、それによって相手の修行のレベルを計ることになります。挨拶の挨という字の意味は相手に問いかけを行う、拶は相手の問いかけに応える、つまり挨拶は質問とそれに対する応え、クウェスチョンとアンサーということになります。そして、その意味が少しずつ変化していって、互いの気持ちを伝え合うことになり、現在の挨拶の意味で使われるようになりました。挨拶は相手と自分の気持ちを通じさせること、気を合わせることなんです。(中略)その意味で、僕はもう少し学校の中に元気な挨拶が飛び交ってもよいのではないかと思っています。」
最後には「事故やけがに十分注意して、冬休みを過ごしてください。」と式辞を締められました。
終業式の後には、教務部長の小西先生と学科・企画推進部長の大熊先生より講話がありました。また、2学期中に顕著な活躍をした部活動や生徒に対して、表彰と成績の紹介が行われました。
◇弓道部
「京都府高等学校弓道選手権大会 兼 近畿高等学校弓道大会京都府団体予選会」(9月6日)
女子団体 優勝
女子個人 優勝 2年6組 廣瀨 陽菜
第2位 2年6組 足立 遥香
第3位 2年6組 東 真維
第6位 2年2組 飯室 結加里
第8位 2年6組 佐藤 紫乃
「第73回近畿高等学校弓道大会」(9月27日)
女子団体 出場
2年5組 増田 羽花 2年6組 廣瀨 陽菜 2年2組 飯室 結加里
2年6組 東 真維 2年6組 和田 瑞希 2年3組 河野 明日美
「全国高等学校弓道選抜大会京都府団体2次予選会 兼 近畿高等学校弓道選抜大会団体2次予選会」(11月4日)
女子団体 第3位
2年5組 増田 羽花 2年6組 佐藤 紫乃 2年6組 和田 瑞希
2年6組 東 真維 2年2組 飯室 結加里
「第28回近畿高等学校弓道選抜大会」(11月22日)
女子団体 出場
2年5組 増田 羽花 2年6組 佐藤 紫乃 2年2組 飯室 結加里 2年6組 東 真維
◇体操部
「令和2年度京都府高等学校体操競技新人選手権大会」(10月31日)
女子チーム選手権 第3位
1年1組 福田 菜津子 2年2組 成瀬 野乃香 2年3組 幸徳 愛莉 2年4組 野口 優花
女子個人選手権 結果
第7位 2年2組 成瀬 野乃香
第10位 2年3組 幸徳 愛莉
◇ハンドボール部
「第40回京都府高等学校ハンドボール選手権大会 兼 第64回京都府高等学校ハンドボール新人大会」(10月31日~11月23日)
女子団体の部 第4位
男子団体の部 第4位
ベストセブン賞 2年1組 佐藤 航
2年3組 小澤 響子
「京都府高体連ハンドボール専門部優秀選手賞」
3年3組 坂出 来夏
3年4組 泉 杏海
3年6組 早藤 昴一
◇美術部
「第10回大阪成蹊全国アート&デザインコンペティション」(11月22日~12月6日)
美術部門 銀賞 3年5組 松﨑 菜月
「アートギャラリー2020」(9月15日~27日)
ハイスクール賞 3年1組 竹中 遼河
3年5組 松﨑 菜月
2年1組 太田 萌子
星待ちキッチン賞 1年1組 河村 茜
入選 2年6組 池川 瑞紀
「"世紀のダ・ヴィンチを探せ!"高校生アートコンペティション」(11月30日~12月12日)
美術部門 入選 3年2組 松井 麻音
「美術公募展「第4回京田辺市展」」(12月2日~6日)
U18審査員賞・絵画の部 3年1組 竹中 遼河
2年5組 平内 美有
絵画の部 入選 2年1組 太田萌子
2年1組 辻本 紫衣茉
2年3組 阪本 陽菜
2年3組 藤本 真央
2年4組 松本 希美
2年5組 上坂 泉水
2年6組 池川 瑞紀
2年1組 上原 直緒(授業作品)
2年1組 始田 莉生(授業作品)
2年2組 田中 美羽(授業作品)
2年2組 松原 直柔(授業作品)
「第37回京都府高等学校総合文化祭 美術・工芸専門部」(10月24日~25日)
テーマ作品の部 優秀賞 1年1組 小川 瑞希
1年1組 河村 茜
奨励賞 1年2組 石田彩華
1年2組 澤田 真那
1年2組 友田 彩心
1年2組 俣野 仁瑚
美術・工芸部門 奨励賞 2年1組 太田 萌子
2年1組 辻本 紫衣茉
2年3組 阪本 陽菜
2年3組 藤本 真央
2年4組 松本 希美
2年5組 上坂 泉水
2年5組 平内 美有
2年6組 池川 瑞紀
3年2組 江 優華
3年2組 松井 麻音
3年4組 大塚 理沙
3年4組 西村 雪
3年4組 宮澤 凜々花
◇1年4組 石野 優生
「第4回近畿高等学校新人水泳競技大会」(10月18日) 100m自由形 出場
◇1年4組 倉橋 陽土
「第74回全日本学生音楽コンクール大阪大会本選」(10月24日) 第2位 全国大会に出場
◇1年1組 青山 元
「第9回近畿高等学校囲碁選手権大会 大阪」(12月19日) 優勝 全国大会に出場予定
教養科学科の人文・社会科学系統では、GSP(グローカル・スタディーズ・プログラム)の一環として、2年次に「文学探究」を開講しています。「文学探究」は、宇治という地域に目を向け、そこから広く文学や世界に視野を広げることをねらいとしています。オリジナルテキストを活用して文学における「宇治」を学び、さらにフィールドワークを通して宇治の歴史的景観を学習する機会にしています。また、学芸員による「特別講義」を受講することによって、宇治についてより深く学ぶ取り組みを行っています。
源氏物語ミュージアムの見学
11月27日(金)、本年度の宇治におけるフィールドワークを実施しました。本年度は残念なことに、新型コロナウイルスの関係で源氏物語ミュージアムの学芸員の方からの講義を実施することはできませんでした。また、一斉に入館することもできず、全6班に分かれての班活動として、見学及び源氏物語ゆかりの地へのフィールドワークを実施しました。ただ、少人数での班別行動になった結果、班内での情報共有ができ、今まで以上に深い学びにつながったと思っています。また、天気も良く秋晴れの中、古典の舞台となった場所を仲間と歩いた経験は、生徒たちにとってかけがえのないものになったと思います。
次年度に向けて今回の経験を活かし、一層充実した研修ができるよう計画を始めたいと思っています。
GSP 高大連携授業「理数化学」
教養科学科では、1年次から目的・進路意識を高め、探究心や創造力を培うため、大学や研究機関との連携授業を通して様々な取組を行います。
そして専門性を高める機会を充実べく、グローカル・スタディーズ・プログラム(GSP)として系統的に位置づけています。
自然科学や科学技術に対する興味・関心を高め、科学的・数学的な思考力や物事を論理的に考察・分析する能力を錬磨し、より専門性を高める機会と捉えています。
教養科学科2年次生の取組として、11月27日(金)、大阪府立大学の八木繁幸教授を講師にお迎えして、「化学発光から化学を学ぶ」という授業を実施しました。
内容は、炎色反応の実験とルミノール反応の実験、さらにルミノール反応の実験を元に警察の鑑識官になったつもりで、血液のしみこんだハンカチを探し出すというものでした。最後に、ウミホタルの発光現象の実験も行いました。
令和2年4月8日(水)、第12回入学式を行いました。
城南菱創高校の制服に身を包んだ新入生が次々と登校しました。
コロナウィルス感染予防のため、短縮かつ、人の密集を避けた形での挙行となりました。
城南菱創高校第14期生となる、普通科160名、教養科学科80名、計240名が井上校長より入学許可を受けました。
井上校長は式辞において、「高校生活のスタートに当たり、ぜひ頭に置いてほしいことが二つあります。」と述べられました。
その一つめは、『未来の自分を想像すること』です。
高校を卒業する時、自分はどうありたいか、夢を持つことで、3年間の高校生活で何をすべきなのかがきっと見えてきます。これは目標達成のための努力へつながり、日々の高校生活を充実させる原動力となります。
そして二つめは、『高校生活は生涯を支えてくれる親友を得る絶好の機会』ということです。
高校時代に得た友人の素晴らしさは絶大です。卒業後も、社会人になってからも、時には悩みを打ち明け、互いに大きな支えになることでしょう。これからの3年間は、そういった生涯の友を得る絶好のチャンスです。
続けて、「高校生活の様々な場面で、自分から積極的に働きかけ、素晴らしい友人を発見する機会にしてください。勉強でも、部活動でも、学校行事でも、共に一生懸命に取り組む経験を積めば、真の友人がきっと見つかるでしょう。新入生の皆さんが、心身ともに健康で有意義な高校生活を送ることを心から祈念しています。」と、新入生に激励の言葉を送られました。