校長あいさつ

子どもたちに自信と誇りを持たせる桃映中学校に

桜の花が敷き詰められた「桜じゅうたん」を見ると、「早く学校が始まれ!」「頑張れ!桃映中学校」とエールを送られているように感じています。コロナに苦しめられた3年間でしたが、4月からは4年ぶりに、今までの学校教育活動が行えそうです。この3年間の経験を生かし、より一層充実した学校教育が推進できるよう決意を新たにし、夢と希望を抱いています。

「文武両道」を学校教育目標に掲げる創立75年目の本校は、1年生78名、2年生84名、3年生66名、計228名でのスタートとなります。

今年度の生徒会では、「桃映PRIDE(プライド)~新5つの誓い」として、「①学習、②礼儀、③居場所、④一生懸命、⑤団結」の5つを掲げました。

また、3月3日の全国水平社設立101年目の日に、「桃映中人権宣言」を完成させました。全校生徒に「大切にしたい言葉」のアンケートをとり、生徒会本部役員会で何度も練って完成に至りました。今年度は、真の意味での完成を目指し、生徒の皆さんと教職員が1つになって、いじめ・暴力を許さない学校づくりに挑んでいきます。

桃映中学校の課題に正面から挑みます

桃映中学校が、今年度、特に力を入れたいことは、以下の3つの課題の克服です。その課題とは、「①家庭学習時間が短い」「②体力が弱い」「③生徒同士のつながりが弱い」ことと考えています。

家庭学習時間が短いことについては、12月の調査で、家庭学習が30分以下の生徒が38%いました。福知山市で奨励されている家庭学習時間は、「学年プラス10分」です。つまり、中1は80分、中2は90分、中3は100分です。ご家庭ではどうでしょうか? 今を振り返り、学力を上げ、将来の「なりたい自分」や「自分の可能性」を広げようとしてほしいです。

体力が弱いことでは、全国の新体力テストの8項目(握力・上体起こし・長座体前屈・反復横跳び・20mシャトルラン・50m走・立ち幅跳び・ハンドボール投げ)の数値を見ると、全国平均を下回っています。体力アップは、あきらめない気持ちや粘る気持ちを培うと信じています。

生徒同士のつながりに関しては、特にコロナの影響が大きいと感じます。お互いの顔や表情がわかりにくく、黙食をはじめとする会話の制限などでコロナ禍以前なら、自然と人間関係が築き上げられていたことがなかなか困難になっています。生徒同士のつながりを深めるため、挨拶が飛び交い、自分の思いが述べられることを大切にし、お互いのよさが認め合え、高まり合える学校になることを大いに期待しています。

「ワンチーム桃映をめざすP・S・R」の学校スローガン

学校・生徒・保護者や地域の皆さんが、ひとつになって元気あふれる桃映中学校にしたいと思います。

そのために「P・S・R」を意識します。「P・S・R」とは・・・。

「P」は、「ポジティブチェンジ」。プラス思考で物事を考え、桃映の伝統を引き継ぎ、改革する動きです。コロナ禍のような苦しい逆境にもプラス思考で立ち向かっていく強さを持ちたいです。

「S」は、「スピードアクション」。今すべきことを先延ばしせず、今すぐするという「感即動」の素早い行動を大切にしたいです。

「R」は、「リスペクトスキル」。互いに尊敬・尊重し合える関係を築きたいです。相手を尊敬するために、まず、「挨拶が飛び交う学校」「美しい学校」を創りあげたいです。

保護者の皆様、地域の皆様、今年度も教職員一丸となって教育活動に取り組みます。今後とも温かいご支援ご協力よろしくお願いいたします。         

◇ 本市教育目標
  「自分のために 人のために 社会のために 共に幸せを生きる人材の育成」
       (自己実現) (他者貢献) (社会貢献)  

◆ 桃映中学校教育目標
      『文武両道』

◆ 教育目標具現化のための重点項目
      一 自ら学ぶ生徒の育成
      二 心豊かな生徒の育成
      三 夢や目標にチャレンジできる生徒の育成

 「文武両道」という教育目標の具現化に向けて全教職員が一丸となって、本校教育に誠心誠意、邁進していく所存でございます。
     どうかこれからも皆様の格段のご支援とご協力をいただきますよう心よりお願い申しあげます。

校 長 一色 浩幸

教 職 員 一 同

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