平成29年1月25日(水)、電気技術科一年生31名が「工業技術基礎」の一環で、京田辺市企業見学へ行ってきました。京田辺市商工会工業部会、並びに京田辺市産業振興課のご協力をいただき、株式会社大阪サイレン製作所様、株式会社コフロック様の2カ所を2班に分かれて交互に見学させていただきました。
株式会社大阪サイレン製作所様では、私たちの生活に非常に身近な消防車等に用いられているサイレンの制作、試験等の現場を実際に見せていただき、株式会社コフロック様では、ガスなどの流体を制御するバルブの構造や、その流量を測定する様々な流量計の動作を見学させていただきました。
どちらも、日々の安心で安全な生活に欠かせないものだけに、生徒たちにとっても非常によい経験となりました。ご協力いただいた皆様に大変感謝しております。ありがとうございました。
3年生 工業技術科・自動車科では、1月19日(木)2,3,4限目の授業を利用して,3年生がこの1年間で取り組んできた「課題研究」の成果として,下記の内容による発表会を実施しました。
1.エコデンカーの製作+災害探査ロボット
2.モーター三輪自転車
3.植物栽培用LED照明装置の製作(京都フロンティア校支援事業)
4.自然エネルギー発電
5.省エネルギーと地域連携
6.自動ホワイトボード消し
7.おもしろ自転車の製作
8.ピッチングマシンの製作
9.空飛ぶ車いす
10.実習用エンジンの製作&自動車のレストア
11.食堂横の荒れ地テラス計画
12工事担任者DD3種攻略本作成 電気工事士1種
発表では「試走したとき歩くスピードより遅くて、どうしたら速く走るのかを考えて工夫した。(モーター三輪自転車)」「アーム軸は電線管ではすぐに曲がるのでガス管を用いた。(ピッチングマシンの製作)」、「電気班(ソフト班)と機械班(ハード班)に分かれて作業して、協調性の向上に繋がった。(自動ホワイトボード消し)」などの内容だけでなく、工夫や苦労した点、成果を発表してくれました。
感想では、「初めは単純な作業だと思っていたが、想像以上に困難が多かった。(自動ホワイトボード消し)」、「三年間の技術を全て生かし、出来ないことが出来るようになっていたことを実感できた。(実習用エンジンの製作&自動車のレストア)」、「この学校に何か残せるモノを作れてよかった(食堂横の荒れ地テラス計画)」などがありました。
発表会には、保護者や地域の方々など多くの方に参観して頂きました。
また、工業科の2年生も発表を聞き、来年度に取り組む課題研究の参考になりました。
11月29日(火) 1年生機械技術科工業技術基礎の授業の一環で、熟練技能者講習が行われました。今年度は、旋盤・溶接・手仕上げの3テーマで行いました。旋盤・溶接は日新電機(株)から、手仕上げは長島精工(株)から講師を招いて、実習をしていただきました。長島精工(株)から来られた講師は本校卒業生です。講習では、普段の授業ではできない技術を体験することができました。
この、熟練技能者講習は残り12月6日(火)、1月17日(火)に行われます。
工学探究科では、理工系進学を目指し、将来の技術者として問題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力その他の能力をはぐくみ、主体的に学習に取り組む態度を養うことを目的に、11月21日(月)に2年生の実習の授業で「dyson問題解決ワークショップ」を行いました。
1,2時間目は、掃除機の分解・組立をして、内部の構造や空気の流れ、デザインについて学びました。それによって生徒がエンジニアリング、問題解決の重要さについて理解し、技術への関心をより高めることができました。
3,4時間目は、生活の中での問題を見つけ、グループ内で問題を再確認し、エンジニアの視点から問題解決策の決定と試作品のスケッチを行いました。
生徒たちは、楽しく積極的に取り組むことができ、身近なものに使われている技術やデザイン、エンジニアについて興味・関心を高めることができました。
11月30日(水)に一般財団法人 ジェームズダイソン財団の講師によるエンジニアリングに関する講義を予定しています。
工学探究科では、大学へ出向き工業に関する内容の講義を受講し、大学の施設や先端技術の一端を見学することにより、今後の学習と進路に役立てることを目的に「高大連携」を行っています。奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)への見学会は、その一環として実施しました。NAISTでは、最先端のロボットと、それを支えるセンサー類や制御プログラム、人工知能による試行錯誤の様子などを見学し、今後の科学技術の発展に様々な可能性を感じることができたようでした。なお、この事業は、京都田辺ロータリークラブの皆さんのお力添えで実現しました。ありがとうございました。
~生徒感想~
いつか自分も、何かの役に立つような機械を作れるように勉強をしようと思いました。
XBOXのゲームのキネクトを使って空間を認識させるとは思いもしなかったし、輪ゴムを2回縛る際には、3つのキネクトを使用して死角を消すと話されたときは、なるほどと思いました。
すごい勢いでロボットが進化をしていて、少し怖さを感じました。もっと進化をしていけば、すごく便利になるので自分でもロボットの製作に関わりたいと思いました。
10月16日(日)に同志社中学校にて、第4回宇宙エレベーターロボット競技会関西大会が行われました。
競技は、レゴ・マインドストームで組み立てたロボットにピンポン玉を載せ、制限時間内にどれだけステーションに登っていって運ぶことができるかを競うものです。
本校の工学探究科2年生の1チーム3人が出場し、24ポイントを獲得し、同点優勝となりました。
生徒たちは、試行錯誤を重ねた努力の成果が出せて、とても喜んでいました。
この取組を通して、知識や技術の習得だけでなく、自ら考え行動する力やコミュニケーション能力、協調性などを多くのことを身に付けることができました。この経験を活かして、今後の人生のステップアップに役立つと考えております。
10月24日(月)正式に賞状が届きました。
工学探究科では、自分の進路について考える機会とすること、大学についての知識を深めること、及び先端技術を体験することを目的に、香川大学との連携授業を実施しています。
9月17日(土)に、夏季集中講座で製作したLEGOロボットの発表会を行いました。発表会では、香川大学の富永准教授、及び大学生スタッフの方が審査員として参加され、質疑応答の中でプレゼンテーションにおける沢山のアドバイスを頂きました。このような経験を通して、聴き手に物事を伝える技術や能力を高めることで、大学受験や将来の採用試験の面接などに役立てていきます。
遠方から来ていただいた富永准教授、大学生スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
工学探究科では、大学についての知識を深め、進路について考えるとともに、先端技術を体験し、進学意識の向上を目的に、授業の一環で大学との連携による夏季集中講座を実施しています。
今年度の工学探究科2年生は京都大学、滋賀大学と連携し5日間の夏季集中講座を実施しました。
8月17日水曜日 滋賀大学教育学部講師 安藤哲朗先生による『地図の読み方、地形の見方』
8月18日木曜日 京都大学大学院理学研究科講師 常見俊直先生による『電気の仕組み』
8月19日金曜日 京都大学大学院理学研究科講師 常見俊直先生による『電気の仕組み』
8月22日月曜日 京都大学大学院工学研究科准教授 後藤忠徳先生による『見えないものを見る・診る』
8月23日火曜日 京都大学大学院工学研究科准教授 後藤忠徳先生と滋賀大学教育学部講師 安藤哲朗先生による『自作装置で地下探査、地図の読み方、地形の見方』
理工学分野における体験的・実践的な学習活動を通して、自己の知識・技術の習得及び知的探究心を高揚させ、学習意欲の向上と今後の学習活動の活性化に繋がる取組となりました。
御多忙の中、今回の取組に対しまして、御支援・御指導を頂きましたすべての関係の皆様に感謝申し上げます。誠にありがとうございました。