網野学舎
7月9日(木)に開催された第108回全国高等学校野球選手権京都大会に丹後緑風高校が所属する連合チームが出場し、善戦及ばず敗退しました。今大会で部活動を引退した2名の野球部員に3年間を振り返ってもらいました。
K.Hさん(3年3組・弥栄中)
「私は小学2年生の時、友達に誘われて野球を始めました。それ以来、中学校では部活動と地域のクラブチームの両方に所属し、高校でも迷わず野球部に入部しました。
最後の夏の大会で結果を残すために、とにかくバットをたくさん振り抜き、また、いざという時のためにバント練習も入念に行いました。最後は悔いが残らないプレーをしようと臨みました。試合中は、ピンチの時もチャンスの時も全員で大きな声を張り上げました。残念ながら負けましたが、悔いはありません。
連合チームというハンデの中、3年間の練習は本当に大変でした。二人だけの練習もありましたが、公式戦では自分がそれまでやってきたことの正しさを思う存分証明できたと思います。
両親にはこれまで練習や試合の送迎を含め、本当に感謝しています。先生方も、野球の面だけでなく様々なことを指導してくださり、本当にありがとうございました。
私は大学に進学し、将来教師になりたいと考えています。野球で培った体力と精神力、そして考える力を生かして、子どもたちに生きる力や希望を育んでいきたいです。」
O.Sさん(3年2組・丹後中)
「私は家族の影響で小学生で野球を始めました。中学では一旦離れたものの、グラウンドで楽しそうにプレーする後輩たちの姿を見て、私も中途半端でなくやり切りたいと思い、高校で再挑戦しました。
最後の大会に向け、自分のプレーをする姿でしか多くの方に感謝を伝えられないという思いで、悔いが残らないようにと、時には遅くまで残って練習に励みました。
前日は緊張で眠れませんでした。しかし試合ではベンチは過去一番の盛り上がりで、私もヒットを打つことができました。緑風の2人で得点が取れたことは一生忘れません。
1年生の時から人数が少なく厳しい環境でした。特に3年生になってから2人だけになってしまいましたが、最後まで野球をやり切ることができたことは私達の誇りです。
3年間、弁当の準備から送迎に至るまで、朝早くからひとりで私のために動き、支えてくれた母には、一番に感謝を伝えたいです。本当にありがとう。
この3年間、野球をやり切ることができたという経験を自信にし、将来は立派な建築士になって故郷に帰り、地域貢献と親孝行をしたいです。」
...厳しい環境を言い訳にせず、時には遅くまで白球を追いかけた2人の青春は、ここで一旦終わりました。この経験を糧に、次のフィールドでも大いに頑張ってください。
(取材・文 安達卓能)