網野学舎

 1・2年生がビブリオバトル学年決勝をそれぞれ行い、今年度のチャンプ本が決定しました。激戦を勝ち抜き、見事 栄光を掴んだ各学年の優勝者にインタビューをしました。

【2年生の部・優勝】 桃野雑派 著 「星くずの殺人」
I.Yさん(2年2組・久美浜中)
「私は、"宇宙空間で起こる謎の殺人事件"というミステリーに惹かれ、この本を選びました。私は緊張すると早口になる傾向があったので、決勝ではゆっくり堂々と発表することを意識しました。結果発表では、まさか私の名前が呼ばれるなんて信じられませんでした。私の発表に票を入れてくれた人達に感謝しています。今回のビブリオバトルでは、どうすれば相手に興味を持って聞いてもらえるかを考える良いきっかけになりました。話しを要約し、それを自分の言葉によって相手に興味を持たせることは、社会人になっても大切だと思うので、これを機にさらにそのスキルを伸ばしていきたいです。」

【1年生の部・優勝】 伊坂幸太郎 著 「オーデュボンの祈り」
K.Fさん(1年3組・大宮中)
「私がはじめてのビブリオバトルにこの本を選んだ理由は、本棚を見渡した時にふと目に飛び込んできたからです。あらすじは、強盗に失敗した主人公が逃れながら迷い込んだ奇妙な小島で出会う"言葉を話す奇妙な案山子"と住民を取り巻く殺人事件を描いたミステリー小説です。決勝本番は緊張で言葉を噛んでしまい、もう駄目だと諦めていました。ですから、優勝だと聞いても夢のようでした。私は今回 人前でプレゼンテーションをすることの楽しさを知りました。これからも様々な発表の場に率先して出ていきたいです。」

...「この本を読んでほしい」と心から訴え、観客の心を一番揺さぶった者が、このビブリオバトルの勝者です。本を熟読し、発表練習を重ねて本番に臨み、しのぎを削ったファイナリストの皆さんを、大きな拍手で讃えましょう。
              (取材・文 安達卓能)


 
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