網野学舎

 8月に行われた京都府高等学校卓球選手権大会を最後に、卓球部の3年生は完全に引退となりました。新旧部長の二人に、これまでの思いやこれからの決意を聞きました。

N.Jさん(3年1組・網野中)
 私は中学校では卓球部に所属し、最後は部長を務めました。高校では一時 他の部活をしましたが、2年生の時にまた卓球に戻ってきました。
 この高校最後の大会に向けては、苦手であった"回転の種類に対応した返し技"を徹底して練習をしました。それでも、大会は個人戦も団体戦も負けてしまいました。悔しさもありましたが、フルゲームにもつれる接戦に持ち込むことができました。力を最大限に発揮することができ、最後は達成感でいっぱいでした。
 私は部長として、皆が楽しく、やるときは集中し、少しでも技術が上がるような部活になるようにと努めました。培った継続力や統率力を今後の人生に生かしていきたいです。

N.Tさん(2年2組・網野中)
 かつて兄が卓球をしていたという縁で、私も高校の途中から卓球部に入部しました。
 今回の大会は府内全域から参戦するため、厳しい戦いになることが予想されました。練習では勝敗に直結する"ミス"を極力なくすことを徹底し、いざ大会に臨みました。
 試合ではミスを抑えることができ善戦したものの、メンタルの弱さが出てしまい、結果は完敗でした。次の大会に向けてもっと練習をして強くなりたいです。
 私は先輩から部長の任を引き継ぎました。人に指導できるほどの技術はまだまだありませんが、部員に気軽に頼ってもらえるような温かみのある部長になっていきたいです。

...先輩と後輩がひたむきに打ち合うピンポン玉のラリーの音は、たとえ代が替わっても、これからも体育館にコツコツと響き続けることでしょう。
              (取材・文 安達卓能)

 
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