網野学舎

 12月17日(火)、第18回丹後活性化プレゼンテーション大会が、今回はじめて丹後文化会館において開催されました。丹後活性化案を発表した企画経営科の代表と、総合的な探究の時間(総探)の取組を発表した普通科の代表に、それぞれ話を聞きました。

【農商連携】 Iさん(3年3組・女子)
「私達は課題研究の授業で、久美浜学舎のアグリサイエンス科と連携をして農作物を利用したスイーツの製造と販売をしました。全世代に伝わるポップ広告やシールデザインを考え、様々な場所で販売しました。プレゼンテーション大会の発表会場は想像以上に広く、音響や照明も本格的で、当日はたくさんの来場者がいらしたので、私はとても緊張しました。しかし、本番は練習の時よりもいい発表ができ、参観いただいた大学教授の先生からも良い講評を頂くことができ、とても嬉しかったです。卒業後はデザインの専門学校に進学をします。これまで学んできた様々なことや経験を生かして頑張っていきます。」

【KENKO SENBE】 Iさん(3年3組・男子)
「私達は京丹後市の魅力の一つである"長寿"をテーマに、健康で美味しい、多くの人が幸せになる食品を開発し販売をしました。京都文教大学様とコラボをして、京丹後市内の企業様のご協力のもと、地元の魚や赤米などの古代米、宇治茶を使った"健康せんべい"を開発しました。練習では緊張しましたが、発表本番はどうしたらよりよく聴衆に伝わるかを考え、抑揚を付けて発表するなど工夫をしました。私は大学で地域社会学を学びます。これまで培った"物事をより深く探究する力"をさらに磨いて、将来は地域の様々な課題を解決し、町おこしや地域貢献ができる人材になっていきたいです。」

【どえりゃーちりめん伝え隊】 Nさん(2年2組・男子)
「私達は総探で取り組んできた"丹後ちりめん"について発表をしました。丹後ちりめんの歴史や現状、課題を調べ、緑風祭や出前授業などの取組を通してより多くの人にその魅力を広めていきました。そして今回 その成果や将来にどうつなげていくかなどをまとめ、発表しました。大きな会場でしたが、私は新鮮な気持ちでほとんど緊張することなく発表することができました。1年生を含め、他のメンバーもしっかり発表ができていて、大成功だったと感じています。今回の経験は、私にとって大きな自信になりました。今後どんな場面であっても、このプレゼン大会の経験を自信にして挑戦をしていきたいです。

【どえりゃーちりめん伝え隊】 Hさん(1年2組・男子)
「私も産業・ちりめん班として発表に取り組みました。はじめは緊張をしていて先輩となかなか話すことができませんでしたが、今では協力し合って仲良く取り組んでいます。発表前日のリハーサルで私は会場の大きさに圧倒されてしまいました。それでもいい発表にしたいと思い、当日はゆっくりと大きな声で臨みました。先生方から良かったよと褒めていただき嬉しかったです。今回貴重な体験ができました。これからもクラスや全校生徒の前で発表をする時には今回の経験を生かしていきたいです。また先輩方や担当の先生が作った素敵なスライドを参考にし、これからの資料作りに生かしていきたいです。」

...今回のプレゼン大会は校外に出て大きなホールで開催しました。初の試みでしたが、生徒達はこれまで探究をしてきたテーマについて伸び伸びと発表をしていました。
              (取材・文 安達卓能)

 
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