網野学舎
10月11日(金)、高谷大地選手が本校においてパリオリンピック報告会を行いました。
今夏のパリ五輪、レスリング男子フリースタイル74kg級で見事"銀メダル"に輝いた網野高校卒業生の高谷大地選手が母校に凱旋し、全校生徒を前に勝利の報告をしました。
高谷選手はまず、日本から大きな声援や支援を送ってくれた全校生徒や学校関係者に対し、感謝の言葉を述べられました。その上で、次のような話をしてくださいました。
「私は一番大事な最後の最後で"天井を仰ぐ状態"で終わってしまいましたが、それでも銀メダルという結果を掴むことができました。手ぶらで帰るどころか、お釣りをもらうほどの大きな結果を頂くことができ、『これまでやってきたことは自分を裏切らない』ということを改めて感じました。」
「初めて経験したオリンピックの雰囲気は声援がものすごくて、時間がゆっくり流れたかと思えば急に早く進むと感じたり、声援を力にできたり、逆に相手の声援で自分が動けなくなったりと、まるでアニメの世界に飛び込んだような不思議な感覚で、最後までわくわくしながら楽しく戦うことができました。」
「人生なかなかうまくいかず悩んでしまうことがあるかもしれません。そんな時はすぐに誰かを頼るのではなく、まずはその原因が何なのかを自分自身で見つける努力をしてみてください。弱い自分に目を背けるのでなく、自分に真剣に目を向けて解決法を自分で探る努力をしてください。そこまでできれば、あとは小さなきっかけや人からのアドバイスで簡単に解決することがあります。ぜひ試してみてください。」
「生徒だったときは講演で人の話を聞く立場でしたが、今こうして生徒の皆さんに話をする側へと成長できたことは大変光栄なことです。今度は皆さんの中から"偉大な結果"を掴んで、将来後輩たちに話をする人が現れてくれたら嬉しいです。」
と、数々のメッセージを残してくれました。
最後は全員で記念撮影をし、中央突破で会場を去る高谷選手を、大きな拍手で見送りました。
高谷選手、本当にありがとうございました。これからのますますの御活躍を心から祈っています。