網野学舎

 7月6日(土)に福知山公立大学で行われた令和6年度京都府高等学校生徒商業研究発表大会において、本校企画経営科が調査研究の部と体験発表の部の両部門において最優秀賞を2年連続でダブル受賞しました。調査研究の部については、8月の近畿大会出場も決定しました。今回、各部門の代表に喜びの声を聞きました。

調査研究の部 【最優秀賞】
企画経営科3年生 「プロジェクトSX ~米粉で京丹後市にあふれる可能性の実現へ~」
川村姫菜乃さん(3年3組・大宮中)
 小学生の時、この生徒商研の全国大会で大勢の聴衆を前に発表をした姉の姿に憧れて、私も多くの人の前で発表できるようになりたいと思い企画経営科に入学しました。
 私は今回発表を担当しました。台詞や喋るタイミングを覚えることや、抑揚や身振り手振りを加えて発表をすることはとても難しかったのですが、先生やメンバーと助け合いながら楽しく練習をしました。
 本番はみんな緊張し、始まってすぐも焦って早口になったりしていましたが、中盤からは緊張もほぐれ、最後はこれまでで一番いい発表ができたと実感しました。
 最優秀賞はすごく嬉しかったです。練習期間が短かったのですが、その短い期間で6人みんなが一つになった証しとしてこのような賞を頂けたのだと思っています。
 8月末にある近畿大会ではスライドや話す内容もさらにグレードアップさせ、それでもいつも通りの明るく活発な私のままで全力で当たっていきます。

給田楓夏さん(3年3組・丹後中)
 単調になりがちだった発表の仕方を工夫するために、メンバー6人で過去の全国大会の発表動画を観て抑揚の付け方や効果的な動作を研究しながら練習しました。特にトップバッターである私が緊張で早口になってしまうと後に響いてしまうため、持ち時間の10分を意識しながら、私自身が落ち着いて喋ることを心掛けました。
 本番は練習通りやれば大丈夫だと自分に言い聞かせながら発表をしました。発表が終わると、緊張が解けて全身の力が抜けてしまいました。メンバーも緊張をしていたと思いますが、発表は詰まるところがほとんどなく、練習の成果が存分に出せたと思いました。
 最優秀賞だと知った時は、嬉しい気持ちとほっとした気持ちが強かったです。約1週間の練習期間でしたが、全員が最後まであきらめず練習に取り組んだ結果だと感じました。
 近畿大会では、京都大会よりもさらにレベルが上がると思うので、他の高校に負けないように自分たちも今まで以上にスキルアップをして発表に臨んでいきたいです。

体験発表の部 【最優秀賞】
企画経営科2年生 「ジオ育!!」 ~地域の観光資源 ジオパークをフィールドに~」
柴田羅菜さん(2年3組・網野中)
 私がメンバーに選ばれたのは、8月に開催されるジオパーク全国大会に出場をすることが決まっており、その前にこの大会で発表をしてみないかと先生に声を掛けていただいたからです。
 練習は、とにかく自分の台詞を覚えてから多くの先生に発表を見ていただき、頂いたアドバイスをもとに改善を加えることを繰り返しました。
 本番の発表は、今まで練習をしてきたことが全部出せ、審査員の方々に話しかけるような感覚で楽しく発表をすることができました。他のメンバーの頑張りも私に勇気を与えてくれました。最優秀賞が取れたのもこのメンバーだったからだと自負しています。
 このように人前で発表をすることは大人になっても必要になってくる力だと思うので、この先もこのような機会があれば積極的に挑戦をしていきたいです。

井元心唄さん(2年3組・網野中)
 私は、練習で話すときに緊張で暗い印象になってしまうことがあったので、声のトーンを上げるように意識をすることと、喋るタイミングとスライドの出るタイミングを揃えることを先生から指導していただき、何度も練習をして本番を迎えました。
 この発表は、改めて私達が取り組んできたこの1年の活動を振り返り発表する機会でもありました。ですから、これまでクラスで出されたアイデアや意見を、審査員の方を含め、たくさんの方に認めてもらいたい、との思いで本番の発表に臨みました。
私はまだ最優秀賞を頂いたという実感はありませんが、それでも本校の良さや魅力を少しでも発信できたのかなと思います。次はより多くの方に網野学舎の強みを知ってもらえるようなさらにいい発表をしていきたいです。

...本大会における2年連続両部門での最優秀賞受賞は網高以来初の快挙でした。この結果に驕ることなく、これからも自身のプレゼン力をますます磨いていってください。
              (取材・文 安達卓能)

 
Copyright (C) 京都府立丹後緑風高等学校 All Rights Reserved.