網野学舎
「三択」は「三刀流」に変えられる
野球部キャプテンでありながら、この夏、国家試験である「ITパスポート」に見事合格を果たした企画経営科3年生の井藤さんにインタビューをしました。
井藤己純さん(3年3組・大宮中)
中学までは人前で話すことが苦手でいつも後ろの方に隠れてしまう性格でした。そんな私にも起業家になりたいという将来の夢がぼんやりとありました。もちろんこれから人と関わることは避けて通れないため「自分を変えたい」、商業のことを少しでも早くから学べば「きっと将来の役に立つかもしれない」、と考えて企画経営科に進学しました。
高校では学校の授業だけでなく様々な検定試験や資格取得にも挑戦する一方、野球部ではキャプテンとして毎日汗を流し、さらに企画経営科で行う行事やイベントにも積極的に参加をしました。どんなに忙しい状況でも、すべてを「楽しもう」という意識で臨み、それらを自分のモチベーションに変えていきました。このITパスポートもお化け屋敷のイベントと平行して隙間時間を見つけてこつこつ勉強し、合格することができました。
私は「勉強しないからやりたいことが見つからない。勉強するからやりたいことが見つかる。」という言葉にとても共感しています。卒業後は大学に進学して会計学や経営学を真剣に学んで公認会計士の資格を取得し、将来は小さい頃からの夢であった「地域に愛される店舗」を構えて、地域に「笑顔」を届けていきたいです。
...勉強、部活動、そして企画経営科の取組。どれかでなく、すべてを笑顔で楽しめば、「三者択一」は「三刀流」に変えられることを教えてくれました。おめでとう井藤さん!
(取材・文 安達卓能)