網野学舎

10月30日(金)、1年生を対象に京都大学博士で、ストレスマネジメント教育研究者の奥野元子先生をお招きし、「令和2年度子どもの知的好奇心をくすぐる体験授業」を実施しました。

 落ち着きや集中力が低下している現在では、欧米やアジアの近隣諸国においても、呼吸法やイメージ法を教室で活用すると、落ち着きや集中力の向上が得られるという報告が増えているそうです。そこで、簡単な呼吸法を用いて、ストレス軽減やこころとからだのセルフコントロールのための体験授業を行っていただきました。

 また、講演の最後には、先生から三つのメッセージをいただきました。

 第一に、ストレスを感じたとき呼吸瞑想法を行い、自分を信じてがんばる力、つまり自信を取り戻すことが大切ということ。

第二に、良好な人間関係を構築するために相手ばかりを主語にするのではなくて、時には『私』を主語にして語るようにすること。また、SNSなどを通して見知らぬ相手に相談することは控えること。

 第三に、小さな努力を積み重ね、一歩一歩着実に進み、豊かな人生を過ごして欲しいということです。

 講義を熱心に聞き入っていた生徒は「長期の入院をしたとき、ストレスをためると免疫力が下がり、病気になりやすくなるということを教えてもらいましたが、今日の講義で、またそのことを再確認することができて大変良かったです。」と感想を語ってくれました。

 
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