網野学舎

勝利と友情の「肘タッチ」!

 7月8日(水)、2年生が球技大会を行いました。男子は学年優勝のキャプテンに、女子はリーグ優勝を果たした2名のキャプテンにインタビューしました。

吉岡璃子さん(2年3組・丹後中) 女子バレーボールAリーグ優勝 3組Aチーム
 バレーボール部に所属していることもあり、キャプテンには自ら立候補しました。初心者にも楽しく参加してもらうにはどうすればよいだろうかなどを考えながら務めました。私達Aチームは「ボールから逃げずに積極的に触りにいく」ことを意識するようにしました。たとえ優勝できなくても、みんなが楽しんでいい思い出を作ってほしいという気持ちで大会に臨みました。
 3組はAとBのチームがそれぞれ別リーグで戦いましたが、試合の時には2つのチームが集まって、間隔を開けて円陣を組み、気合いを高め合ってから試合に臨みました。私のところにはそこまでボールは回ってきませんでしたが、来たときにはしっかりと決めることができました。
 私達は元々男女問わずとても仲が良いクラスでしたが、球技大会を終えて、さらに良くなったと感じています。大会を実施することができて本当に良かったです。
 私たち、企画経営科の生徒には今後様々な検定試験がやってきます。この球技大会のように、教え合ったり助け合ったりしながら、みんなで合格を勝ち取れるように頑張っていきたいです。

石田理咲子さん(2年3組・峰山中) 女子バレーボールBリーグ優勝 3組Bチーム
 学年別であっても、球技大会の実施が決まって私は本当に嬉しかったです。キャプテンに選ばれ、チームで優勝しようとみんなで気合いを入れました。私はバレー初心者で、他のメンバーも未経験者が多く、みんなが本当に楽しめるのかどうか初めは不安でした。しかし、経験者のメンバーが「私達が全力でフォローするから大丈夫だよ」と優しく声をかけてくれたことで勇気づけられました。
 試合では「果敢にボールを拾いにいこう」と積極的にいきました。ミスも出ましたが、それでもチームメイトや応援してくれたAチームのメンバーがたくさん声をかけてくれ、ポイントが入る度に仲間みんなで大喜びしました。ハイタッチの代わりに『肘タッチ』をしたりして、とにかくみんな心から楽しむことができました。
 すべての試合が終わった後、女子はグラウンドに駆けつけてまだ戦っている男子をみんなで応援しました。私は改めてみんなの仲の良さを感じましたし、この球技大会でさらに心の距離を縮めることができたと思いました。
 今回私は「助け合い」が本当に大事なことだと学びました。これから行われる予定の学校行事にもしっかりと取り組み、これまで経験したことがない新しいことにも果敢に挑戦をしていきたいです。

引野正太さん(2年1組・網野中) 男子ソフトボール優勝 1組
 去年の球技大会では完敗してしまい、とても悔しい思いをしました。今年は絶対に勝つという強い気持ちもあったので、キャプテンに立候補しました。作戦会議では、勝利にこだわって打順やポジションなどをみんなで詰めていきました。
 男子ソフトボールは全クラスの総当たり戦でした。メンバー全員が打席に立ち、守備は交代で着きました。所属する野球部では本来セカンドですが、今回私はショートを守りました。私自身の守備機会は少なかったのですが、経験者としてメンバーの守備位置の確認や指示にも回りました。試合中は野球未経験者もみんな笑顔でプレーをしていたので、キャプテンとして最後まで安心して見守ることができました。女子の心強い応援もあり、私達1組は1勝1分で優勝をすることができました。
 球技大会では普段より男子も女子もみんな盛り上がることができました。その後の授業では、グループワークでこれまで以上に活発なやりとりができていると感じます。また、球技大会を終えて、クラスの団結力が上がったように思います。
 期末テストも迫ってきました。今回の大会で培ったクラスの団結力を、スポーツだけでなく、教え合いなどの形で勉強面でも発揮し、それぞれの進路に向かってこれからも助け合っていきたいです。

...これで3週にわたって実施されてきた球技大会は全学年無事に終了しました。生徒にとって、仲間との絆をさらに深め、最高の思い出を刻むことができた時間でした。

(文 安達卓能)

 
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