嵯峨野高校のホームページを御覧いただきありがとうございます。本校の校長として4年目を迎えました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
本校は、1950年に開校した伝統ある高校です。1941年に、織物業を営む矢代仁兵衛氏の篤志によって設立された府立嵯峨野高等女学校を前身としており、公立でありながら創立者を持つとともに、茶道の心である「和敬清寂」を建学の精神とする珍しい高校です。
1996年には、新しいタイプの専門学科「京都こすもす科」を設置する大きな改革を行い、学習指導要領で「総合的な学習の時間」が創設されるよりも早く、探究活動の取組を始めました。2012年からはスーパーサイエンスハイスクールの指定を受け、現在は「グローバル社会の課題に主体的に向き合い、自己を高め果敢に挑戦し続ける科学技術人材の育成」を目標に、第3期の取組を進めているところです。
そして、来年度入学生からは、普通科を発展的に解消して「京都こすもす科」単独設置校へと「アップデート」することになりました。
本校では、「和敬」(わけい・和をもって互いに敬うこと)、「自彊」(じきょう・自ら努めて励むこと)、「飛翔」(ひしょう・世界に飛び立つこと)という三つの校是を大切にしつつ、スクールポリシーに掲げる「『ほんまもん』の学びに出会い、一人一人が活躍できる学校」として、様々な教育活動を充実させてきました。変化が激しく予測が困難なこれからの社会においては、大学入試に合格するためだけの力ではなく、その先を見据えた、生涯にわたって必要となる力の育成が重要となります。そのため、日々の授業では「よく観て」「よく考え」「自分のことばで表現する」ことを重視するとともに、探究活動を通してほんまもんの学びを加速する5つの力「ACCEL(アクセル)」の育成を進めています。
今回の学科改編は、この理念をさらに発展させていくための改革であり、世の中の変化を前向きにとらえ、知恵をしぼってたくましく生きながら、新たな創造を生み出せる人材の育成をますます充実させていきたいと考えています。
生徒たちは高い志を持ち、勉学や探究活動はもちろんのこと、行事や部活動にも全力を注ぎ、学校は活気に溢れています。今後とも嵯峨野高校の教育活動に、御理解・御支援を賜りますようどうぞよろしくお願いいたします。
令和8年4月1日
京都府立嵯峨野高等学校 校長 吉村 要