5月の図書館館内装飾モチーフは端午の節句・カーネーション・鳥です。
入口アプローチのガーランド、窓飾りのほか、写真はありませんが、カウンター前にも鯉のぼりが泳いでいます。
★2023年5月のコーナー展示から・・・その1★
昨春も「ウクライナを知る本」という標題で展示をしました。戦争は今も続いています。1年余の間に関連書もたくさん出版されました。歴史の本、現状がわかる本、日本の若者の考えを取材した本、事態収拾に向かう道筋を考察した本などがあります。その中から3冊ご紹介します。(書影は「版元ドットコム」のものを利用させていただいています。)
『ズラータ、16歳の日記;ウクライナから来た少女』
ズラータ・イバシュコワ著 世界文化社 2022年発行
祖母の家で偶然見つけた日本語独習テキスト。それをきっかけに日本語や日本の小説・マンガ・アニメが大好きになったズラータさんは、日本でマンガ家になることを夢見ていたが・・・ 戦禍のウクライナから単身で避難してきたズラータさんのことは日本のTV番組等でも何度も報道されていましたので、ご存じの方も多いかと思います。ズラータさんの2022年2月から7月までの日記です。
『ウクライナ戦争をどう終わらせるか;「和平調停」の限界と可能性』 東大作著 岩波書店(岩波新書) 2023年発行
和平調停や平和構築の分野で国際的に活躍してきた著者が、ウクライナ戦争の終結へ想定される道筋と課題、日本が国際社会で果たすべき役割などを論じています。『 10代が考えるウクライナ戦争』 岩波ジュニア新書編集部編
岩波書店(岩波ジュニア新書) 2023年発行
座談会やインタビュー形式で、高校生たちのウクライナ戦争への考えを聞き取り、記録した本。巻末に文学者とジャーナリストによる解説、関連のブックリストが掲載されています。