春休みのLinks活動で参加した公園でのボランティア活動の際にお話しした別の参加者の方から「イモもらっていただけませんか?」という唐突な提案からすべてが始まりました。聞けば、京都市内のお寺さんの発案で、自然農法で野菜を育てる農家さんの畑を借りてボランティアの手でサツマイモを育て、それを関わったみんなでさらに広くお配りし、人と人との繋がりの輪を広げようという、名づけて『芋づるプロジェクト』という活動を進めているとのこと。洛西高校では毎年年末にLinks活動の一環で『焼きイモ大会』を行っていることもあり参加の運びとなりました。
7月に生徒たちはイモの発育を促すための「つる切り」の作業に取り組んでおり、その結果が試されるということもありドキドキの芋掘りとなりました。
農場主の今井さんから収穫時の注意や、土作りの工夫などのお話を聞いた後、いよいよ「掘り作業」に入ります。まずはツルをすべて切ってマルチシートを剥がすと、手で掘り進められるくらいサラサラの土が見えてきます。掘ってみると立派に生長した「紅はるか」が次々に姿を現し、3時間程で約2,500本を収穫できました。参加した大人も子ども(最年少は2才)もどろんこになりながらイモとの格闘を楽しんでいました。
今回の『芋づるプロジェクト』への参加では、イモを使った社会貢献、自然農法による人にも環境にも優しい野菜づくり等、いろいろなことを考えるきっかけが生まれたのではないかと思います。そういった勉強面も含めて、とにかく楽しみながら過ごせた秋の一日でした。農家さん、お寺さん、ボランティアの皆さんに感謝です。