学校生活School Life
12月9日(月)京都大学が高大接続・高大連携活動の一環として、全国的に展開している学びコーディネーター事業を利用した出前授業、「くらしの中の生態学 ーその虫問題、解決できますー」を、3年希望生徒が受講しました。講師として農学研究科地球環境学専攻・博士後期課程1回生の金藤栞様にお越しいただきました。
峰山高校は山と田んぼが近くにある自然豊かな土地柄です。そのため虫は身近な存在です。昨年はカメムシの大発生を経験しました。
今回、虫と上手に付き合っていく術についてわかりやすい具体例を通して教えてもいました。また、大学受験から現在の研究生活などのお話も聞くことができました。自分が興味のあることについて仮説検証する研究の面白さや好きな部活に没頭していることを聞くことができ、これからの大学生活を前向きに取り組もうとしている生徒も見られました。
【生徒の感想】
・私は虫が苦手なため、わざわざ虫の生態を知り生活に役立てようと考えたことは今までありませんでした。虫の生態を知ることで農業に役立ったり過ごしやすくなることを今回の講義で実感しました。ただひたすらにカメムシを取るのではなく、カメムシが好む環境を作らないようにしたいと思います。
・特に印象に残ったのは、虫は赤い光が見えないということです。それを見つけることもすごいと思ったけれど、それを生かした照明や虫対策など、生態を理解することで虫にとっても人間にとってもプラスに働かせられることが生態学の魅力だと感じました。
・「まずは目下の課題から取り組んでいったら、あとから大義名分がついてくる」という言葉が印象に残っています。「ただ好きだから」や「少し気になったから」などの小さな気持でも良いのだとわかりました。