

アユカケ、カマキリと、標準和名を2つ持つ日本固有種です。
また、アラレガコという地方名もあります。
清流に住み、鱗(うろこ)は無く、肉食性です。
京都府では天然記念物に指定されているため、採集や飼育ができません。
マリンバイオ部で飼育しているのは、福井県産です。
アユカケの名の由来は鰓蓋(えらぶた)の鋭い棘(とげ)でアユを掛けて弱らせ、食べると言われることから、名付けられていていますが、実際にこのようなことは無いようです。しかし、アユの群れにアタックし、偶然にひっ掛かることはあります。
この魚は大変美味なようです。また、以前は漢方薬にもなっていました。
稚魚は海で育ち、川を遡上して成魚へ成長します。河川にある小さな堰も登れないため、上流へ遡上できないこともあります。河川改修の影響で生息域と個体数を急激に減少させています。

アユカケの採卵水槽を設置しました。

2月になり、ブロックの中で卵を守るオスの姿を確認したのですが・・・。

卵を確認してから数日後、コンクリートブロックから脱落した卵塊を発見しました。
もしかしたら孵化するかもしれないと思い、別水槽へ収容しました。



10数個体と少ないですが、孵化を確認することができました。
孵化仔魚は別水槽に収容し、飼育中です。

2015年に、本校正門でアユカケを採集したことがあります。
大変珍しかったため、当時、多くの新聞に取り上げていただきました。
採集した個体は特別な許可をいただき、飼育しました。
2016年、採集した個体から採卵、稚魚の育成に成功しました。

一部の稚魚を丹後魚っ知館(現在閉館)に提供し、展示していただいていました。

