アメリカカブトガニ・飼育6年

アメリカカブトガニの飼育を始めて6年が経過しました。
2019年4月23日から飼育をしています。

アメリカカブトガニ
カブトガニ目 カブトガニ科

名前にカニと付いてはいますが、分類学上はクモやサソリに近い生物です。
なので、節足動物ですが、甲殻類ではありません。
カニ、エビ → 甲殻類(こうかくるい)
カブトガニ、クモ、サソリ → 鋏角類(きょうかくるい)
後部から撮影
尾が剣のようになっています。この「尾」を「尾剣(びけん)」と呼びます。
このことから鋏
角類の中で、主にカブトガニ類を剣尾類(けんびるい)と呼びます。
アメリカカブトガニの生息地域は、北アメリカ東岸からユカタン半島の海岸です。
カブトガニは光を感知できる程度の眼を、複数持っています。
頭部の正面に2つの単眼。頭部の左右と腹側に1つの複眼を持ちます。
寿命は20年から40年と言われています。
カブトガニの祖先は恐竜時代より前の、約5億年前に誕生しました。
そして、恐竜全盛期の約2億年前に、現在の姿になったと言われています。
そこからほとんど姿を変えずに、現在まで生息しています。
シーラカンスやオウムガイなどと並び、生きた化石の代表種といえます。
カブトガニの血液は特殊で、ヘモシアニンという成分が含まれるため、乳白色をしています。
この血液が空気に触れ、酸素に反応すると青色に変化します。
給餌の様子
口が腹側胸部の中央にあるため、抱え込むように餌をとらえます。
2019年4月23日 撮影