少し南方のヤドカリたち

飼育しているヤドカリを紹介します。
最近よく採集するようになった、やや南方のヤドカリたちです。
オキナワアカシマホンヤドカリ
体長は約1㎝。
熱帯域に多く分布、生息していますが、日本海側でも夏季に見られます。
若狭湾では3月~11月頃に見られる種です。
冬季に見ることはない種ですが、この個体は1月に採集しました。
(複数採集)
本校桟橋では時々見られる程度でしたが、昨年秋頃から、普通に見られるようになりました。
よく観察しないと、ユビナガホンヤドカリの小さな個体と見間違えます。
ユビナガホンヤドカリ
体長は約2㎝。
全国の沿岸域に生息しています。


イシダタミヤドカリ
いつも採集するベニホンヤドカリと違うので、図鑑等で調べました。
すると、これまでに採集したことのないヤドカリであることが分かりました。
昨年夏頃から、時々採集するようになりました。

体長は約8㎝。
主に沖縄付近や太平洋側に分布しています。
日本海側にも分布していますが、それでも京都府では珍しい種です。

分布域を調べて出てくるのは、太平洋側や九州方面ばかりです。
宮津市における本種の記録は2005年です。(※京都大学舞鶴水産実験所調べ)
ベニホンヤドカリ
本校桟橋において、通年採集されます
ヤマトホンヤドカリによく似ています。